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アンコール・ワット
プノン・バケンの夕暮れ



アンコール・ワット


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アンコール・ワット

アンコール・ワットは東西1.5km、南北1.3kmの池に囲まれた大きな遺跡だ。12世紀にヒンドゥー教の寺院として建てられたが、16世紀に仏教寺院に改修された。

池の土手道を渡って正門である西大門をくぐり、回廊のてっぺんにそびえる祠堂(しどう)を目指した。長い長い参道だ。池の西岸を起点にして、祠堂をいただく三重の回廊のうち、最も外側にある第一回廊までの距離をGoogle Mapで測ったら、約600mだった。駐車場からは直線距離にして1.1kmにもなる。遺跡見学も元気ならでは、だ。



アンコール・ワット略図


↑池とアンコール・ワット

↑西大門

↑蛇の神「ナーガ」

↑西大門から祠堂を望む

↑西大門の内壁のレリーフ

↑西大門の外壁

↑西大門を抜けると広々とした庭に出た。

目指す祠堂は三重の回廊の真ん中にある。回廊は外側から順に第一回廊、第二回廊、第三回廊と呼ばれ、内側ほど高くなる。祠堂は最も高い第三回廊の四隅と中央に1基ずつ、計5基あり、本堂である中央の祠堂は高さ65mにもなるという。

↑三重の回廊のうち、最も外側の第一回廊の入り口。真ん中に見える塔が本堂の祠堂。

↑ガイドさんのお勧めに従い、iPhoneのアプリ「コンパス」を起動して回廊の床に置いた。今から900年も前、東西南北を正確に把握して大きなお寺を建てたのだ。すごい技術だ。

インドの叙情詩「マハーバーラタ」、天国と地獄、ヒンドゥー教の天地創造神話「乳海攪拌」(にゅうかいかくはん)など、第一回廊の壁面には見事なレリーフが延々と続く。躍動的な彫刻の数々を眺めながら伺うガイドさんの語りはとても興味深かった。

↑第一回廊のレリーフ

↑第一回廊のレリーフ

↑第一回廊のレリーフ

↑第二回廊へ

↑第二回廊のレリーフ

↑第三回廊から見下ろして。

↑第三回廊。本堂の祠堂を眺める。5基の祠堂の中で最も高い。

↑第三回廊から見下ろす。

↑第三回廊

プノン・バケンの夕暮れ

アンコール遺跡群見学の初日は、プノン・バケンでの夕日鑑賞で閉じた。プノン・バケンはアンコール・トムのすぐ南、標高67mの丘の上にあるヒンドゥー教寺院の遺跡だ。

ふもとの駐車場で車を降り、うっそうとした木々に囲まれながら上り坂を行くこと、20分。沈みつつある太陽を背に、黒々とした遺跡が現れた。

↑プノン・バケン寺院。16:53。階段を上って屋上へ。

↑16:55。画面ほぼ中央にアンコール・ワットの尖った祠堂が写っている。距離は1kmほど。

↑17:29

↑17:41

↑17:44、日没を迎える。12月26日のこの日、シェムリアップの日の入りは17:45。

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