おいしいかったもの・おいしそうなもの 美食の国ベルギー 日本から飛行機と列車を乗り継ぎ、ブリュッセル・セントラル駅のホームに立った時、午後7時を回っていましたが、すっかりくたびれて夕ご飯のことなど忘れていました。ところが、コンコースに降りたとたん、えもいわれぬ香ばしい匂いが漂ってきて、お腹が鳴るのを通り越し、ひざからカクッと力が抜けました。たぶん、スタンドでソーセージか何かを焼いていたのだと思いますが、そうした場所でお客を誘うああしたイイ香りよりも、さらに数十倍香ばしいのです。「駅で売っている手軽な食べ物があんなにおいしそうなのだから、味を競うレストランではいかばかりであらうか・・・」。ベルギー到着直後のこの期待は裏切られることはありませんでした。どこで何を食べてもおいしく、大いに「食」を楽しんだのでした。 レストラン、カフェ 【牛肉のビール煮】 郷土料理のレストランKelderke(ケルデルク)にて。ビールで柔らか〜く煮込んだ牛肉の料理。脂ぽくないのでたくさん食べられます。マッシュポテトがたっぷり添えられ、こちらもおいしい。店内は17世紀に造られた古い地下室を利用しているため、壁や天井がレンガでできていて雰囲気もグー。グラン・プラスのブラバン公の館に入っています。 Kelderke: http://www2.resto.be/kelderke/default.htm 【ムール貝のバターソテー】 ムール貝料理はベルギー名物の一つ。レストランChez Léon(シェ・レオン)はバラエティが豊富です。蒸しムール貝が鍋に山盛り、の典型的なスタイルのほか、写真のようにバター焼きしたり、トマトソースで味付けしたものも。貝殻やお皿にたまったスープをフランスパンに含ませると、ますますおいしい。場所はグラン・プラスの北、徒歩5分。 ムール貝のおいしさが身にしむ〜るかい? Chez Léon: http://www.chezleon.be/ 【ハンバーガー】 ハンバーガー専門のレストラン、ellis(エリス)にて。ハンバーガーのイメージがガラリと変わりました。パンが特においしく、表面はパリパリ気味、中身はふんわり。写真は焼きマッシュルーム+ゴーダチーズの塊バーガー。自家製フリッツ(いわゆるフレンチフライ)は中がとろ〜りトロけて、クリームのようでした。場所はサン・カトリーヌ教会の北向かい・少し西。 ellis: http://www.ellisgourmetburger.com/nl 【デリ】 写真は芸術の丘・庭園西の建物に入っている、natural caffé(ナチュラル・カフェ)での昼食で、チーズ&野菜たっぷりのキッシュ(右)と、新鮮な野菜がいろいろ入ったサラダです。サラダには酸味の効いたチーズの塊がごろっ。ドレッシングはオリーブの香り高く、本格的。 natural caffé: http://www.naturalcaffe.com/ チョコレート店 ベルギーの質の高いチョコレートは、今回の旅行で特に楽しみにしていたものの一つです。 お店の多くは個売りも行っています。店員さんに欲しいチョコレートを言い、袋に詰めてもらいます。1個だけでも買えます。100g単位の計り売りで、100gなら5〜7個が目安です。滞在中、5軒利用しましたが、100g当たりで一番安かったお店は3.5ユーロ(420円)、最高で6.5ユーロ(780円)でした。 どのお店にもいろいろなチョコレートが並んでいます。ミルク、ホワイト、ダークといった定番のほか、コーヒー味だけで数種類あったり、お酒や果物を使った創作物がウリだったりと、お店によって個性がありますし、甘さの程度もそれぞれです。ローストした砂糖とナッツ類を砕き、溶かしたチョコレートと混ぜ合わせた「プラリネ」は、どのお店にもありました。レストラン同様、チョコレート店も写真撮影を快く承諾してくれます。 【neuhaus】 neuhaus(ノイハウス)は1857年創業の老舗で、プラリネを発明したことでも有名です。ベルギー国内はじめ、ヨーロッパ各地に支店があります。右下の写真はガルリ・サンチュベールにある本店です。初めてneuhausを味わって以来、ヘーゼルナッツたっぷりのプラリネを包んだミルクチョコレートと、ダークチョコレートでコーティングしたオレンジ・ピールがお気に入りです。 neuhaus: http://www.neuhaus.be/ 【Corné Port-Royal】 ガルリ・サンチュベールにある、華やかなショーウィンドウのCorné Port-Royal(コーネ・ポート・ロワイヤル)。チョコレートはもちろん、マカロンやクッキーなど焼き菓子も豊富です。 Corné Port-Royal: http://www.corneportroyal.be/ 街で見かけたおいしそうなもの
無念なり、フィッシュ・マーケット 海鮮料理の専門店街、「フィッシュ・マーケット」が宿泊先ホテルのすぐ近くにあり、北海産の新鮮なシーフードを楽しみにしていましたが、ついに願い叶わずじまいに。しかし、転んでもタダでは起きません、あたりの様子だけはしっかり写真に撮ってきました。
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