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ダム散策

観光船を降り、橋から右手に折れると、ダムの中心であるマルクト広場に出ます。小さな町ですが、広場や建造物など、歴史を感じさせる見所がたくさんあります。

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マルクト広場 Markt

12世紀末、マルクト広場を中心に、ダムは運河を利用した交易で発展しました。

市役所の壁の銘字市役所
↑市役所の壁の銘字↑市役所。1241年建設。15世紀半ばに改築され、現在に至っています。
市役所の時計塔「デ・フローテ・ステレ」の名前の建物
↑市役所の時計塔。歯車仕掛けの時計の上にはお日様仕掛けの日時計も。↑2軒がくっついて1軒の家になった'de Grote Sterre'(デ・フローテ・ステレ。「大きな星」の意味)。13世紀にできた歴史ある建物。現在、郵便局、観光案内所などが入っています。

ダム散策

17世紀当時のダム中央通り
↑17世紀初め、ダムを支配していたスペインが町の周りに作った防護壁。7つの頂点を持つ星形をしていました。19世紀に入って、ナポレオンが町のまんなかにダムセ・ファールトを掘ったことが原因で、運河の南側(写真の図では上半分)だけが残り、現在に至っています。↑ダムの中央通り
ポンプポンプ
↑ダムは海に近く、しかも低地に位置しています。塩分を多く含んだ水は飲料に適さなかったため、13世紀半ば以降、内陸から真水を引いてポンプで汲み上げていました。今でもポンプが2台残っていますが、どちらも後世に設置されたものだそうです。左の写真はハーリング・マルクトのポンプ、右はケルク通りのポンプ。
聖ヨハネ施療院古い水門と羊の親子
↑1249年に建てられた聖ヨハネ施療院(Sint-Janshospitaal)。現在は博物館。↑町はずれのレンガ造りの建造物。水門として造られ、のちに武器庫に。今では羊の親子がトンネルとして平和利用しています。
建物の角の小塔聖母教会
↑建物の角の小塔↑聖母教会 O.-L.-Vrouwekerk

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