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HHKBを愛用するワケを尋ねた
2016年4月30日(土)


4月25日に祝・新発売されたばかりのキーボード、Happy Hacking Keyboardが届いた(以下、HHKB)。正式な名前は'Happy Hacking Keyboard Professional BT'、英語配列だ。新製品の大きな特長は、何といってもBluetoothでワイヤレス接続することだろう。

製品ホームページ:https://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/bt/



↑Happy Hacking Keyboard Professional BT


このHHKBは私、

のものではない。おとうさん、

のものだ。職場で30年近く使い続けている初代HHKB、自宅で使っているUSB接続のHHKBに続いて3台目だ。どうしてこれほどまでHHKBにこだわるのか、無口なおとうさんに根掘り葉掘りインタビューしてみた。


↑それじゃインタビューじゃなくて取り調べだよ

「HHKBを使い始めたのはいつ?」
おとうさん「最初の会社に入社して3、4年たったころ。」
「きっかけは?」
おとうさん「だれかが『Ctrlキーがココにある』と言ったから。」
「ココって・・・Ctrlキーの位置がどーして問題に?」
おとうさん「使い慣れたVT100端末のキー配列と同じ。」

・・・このように、口が重いためインタビューは思うように進まない。先を急ごう。

(額に青筋を立てながら)「奥方からたびたび緊縮財政のクギを刺されながら、今回、3万円もするキーボードを買ったけれど、HHKBのどんなところにホレ込んだのかな?」
おとうさん(奥方の怒りなどどこ吹く風)「

  • とにかく打ちやすい。リバウンドも含めたキー・タッチに適度な抵抗があり、指の負担が少ない。長時間打ち続けても疲れない。
  • コンパクトなので場所を取らない。自分にとって必要なキーだけある(編注:HHKBにはテンキー、矢印キーなどがない)。

(青筋が数本増える)「今回、また1台増えて3台になった理由は?」
おとうさん「新製品はBluetooth。ケーブルがないから楽ちん。」悪びれた様子は見られない。

「HHKBはどんな人向きだと?」
おとうさん「キー入力の速い人、速く打ちたい人。プログラマーやライターのように文字をたくさん入力する人。」

「キーを入力する時の音が、私のキーボードよりカチャカチャいうみたいだけど。」
・・・「鬼嫁の小言の方がよっぽどうるさい」と喉元まで出かかったようだが、おくびにも出さず、
おとうさん「PFUの製品には、打鍵音を減らした機種もあるけれど、新製品もそうなっているとは書いてない。ただ、以前のUSB接続の機種より打鍵音は少しソフトになったみたいだ。今後、もっと改善されるかもしれないけれど、HHKBは丈夫で驚くほど長持ちするから、いつか打鍵音を抑えた製品が出ても、きょう自分が買ったものはまだまだ現役だろう。買い替える気になるかどうか。」

とかなんとか言いながら、ソノ時になったらメーカーの発売予告ページを食い入るように見つめるに決まっているのだ。

さて、家庭内インタビューはこれにて終了。おとうさんは仕事でiPadを連れ、あちこち移動することが多い。外出先でアプリを介してLinuxサーバーにリモートログインし、Emacsでメールを読んだり文書を書いたりするそうだ。近ごろ、iPad Proをゲットした。連休が明けたらHHKBもいっしょに連れて行くのだろう。ケーブルのなくなったHHKBなら、Linuxでの作業も快適に違いない。


↑HHKBでリモートのEmacsを操作

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