トップページころlog

ウインドウの最小化を阻止
〜Mac版〜
2019年7月11日(木)


何かのキーを押したら、眺めていたアプリケーションがつるるんとDockに吸い込まれてしまって、ムカッ!どうやら間違えてcommandキーとMキーを一緒に押してしまったらしい。調べたところ、このキーの組み合わせはキーボードショートカットの一つで、アプリケーションを最小化するコマンドが割り当てられているようだ。

ムカッとしない、明るいMacライフを送るために、このショートカットをお役目御免にしてみた。とはいえ、無効にすることはできず、別のショートカットに置き換えるのだが。

私の環境

MacOS Mojave バージョン10.14.5

Macキーボード(部分)

次の写真はMacのキーボードの左端で、当レポートで利用している主なキーが含まれている。ご参考までに。

設定

1. command+Mキーでの最小化を阻止したいアプリケーションウインドウを選択する。

2. アプリケーションメニュー[ウインドウ]を開き、command+Mキーのコマンド名(「メニュータイトル」。後出)を控えておく。コマンド名はアプリケーションによってまちまちで、手持ちのアプリケーションをざっと調べたところ、「しまう」、「最小化」、「最小化する」 、Minimizeがあった。次の画像はアプリケーション「プレビュー」の例で、「しまう」というコマンド名になっている。


↑四つ葉のクローバーのような記号はcommandキーを表している。


3. メニューバー左端のりんご印(ちゃんと「アップルメニュー」という名前があるね)をクリックし、[システム環境設定...]を選ぶ。

4. [キーボード]をクリックする。

5. [キーボード]ウインドウが開く。上部のボタン[ショートカット]→左端のメニュー[アプリケーション]の順で選び、広いダイアログの下にある[+]ボタンを押す。

6. 開いたウインドウで、次のように設定する。

  • アプリケーション:プルダウンメニューからアプリケーションを選ぶ。ここではプレビューを選んだ。
  • メニュータイトル:上記2.で控えておいたコマンド名をそのまま入力する。ここでは「しまう」と入力した。
  • キーボードショートカット:欄内をクリックしたら、キーを押して新たなショートカットを入力する。おそらく使うことはない複雑怪奇(?)なキーの組み合わせにすれば、まず安心、ということで、control+option+shift+command+;(セミコロン)という、指がこむら返りしそうな組み合わせにした・・・一体、どこが「近道」(ショートカット)?

7. 最後に、ウインドウ右下の[追加]ボタンを押す。アプリケーションに新しいショートカットが追加された。

設定はこれでおしまい。[システム環境設定]を終了する。設定を反映させるためにアプリケーションを再起動する必要はない。

できたかな?

アプリケーションメニューの[ウインドウ]を開くと、コマンド名はそのままで、ショートカットだけ、設定したものに変わっていた。どうやらうまくいったようだ。次の画像はプレビューの例なのだが、追加した覚えのない「すべてしまう」まで入っているのはなぜ?!

なにはともあれ、設定の確認には、アプリケーションウインドウに対して新たなショートカットキーを入力してみるのが一番だ。プレビューで開いた画像上でcommand+Mキーを押しても例の「つるるん」は起きず、自分が設定したショートカットキーで初めて「つるるん」になった。あれほど煩わしかった「つるるん」が、喜びに変わった瞬間なのだ。

あらたにわかったこと・さらに勉強が必要なこと

  • Firefoxでは、新しく設定したショートカットキーでも、以前のcommand+Mキーでも、どちらを押してもウインドウが最小化する。ブラウザは一番ムカッとしたくないアプリケーショなのに。SafariとGoogle Chromeは設定通りの動作になった。
  • ショートカット設定ダイアログのアプリケーションのデフォルトは、[全アプリケーション]だ(上記6.参照)。従って、どのアプリケーションに対しても同じショートカットキーを割り当てることができそうだが、コマンド名(ダイアログ上は「メニュータイトル」)の記述の仕方がわからない。最小化のように、アプリケーションによってコマンド名がまちまちである場合、アプリケーションごとに設定する以外、方法がないのかもしれない。
  • Adobe Photoshopで設定しようとしたら、「キーボードショートカットは追加できないよ」と断られちゃった。
トップページころlog