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マサでトルティーヤを作る
2021年8月1日(日)


スーパーでよく見かけるフラワー・トルティーヤは、その名の通り小麦粉(flour)のトルティーヤで、とうもろこし粉は使っていないため、メキシコぽい香りに欠けて物足りない。そこで、マサ(とうもろこし粉)を取り寄せトルティーヤを焼いてみた。おいしいのはもちろんだが、作る過程がとても楽しい。


材料

直径10cmほどのトルティーヤ4枚分

  • マサ:60g
  • ぬるま湯:90cc。人肌くらいの温度。水温が低いと生地がまとまりにくいそうだ。

マサはメキシコのNaturelo社製(上の写真)。アマゾンのマーケットプレイスに出品しているナルメックスさんで購入した。500g入り1,000円だった。袋の裏面の説明がわかりやすく、初めての私でもカンタンにおいしいトルティーヤを作ることができた。


お道具

  • 食品保存用ポリ袋:たてよこ20cm程度のもの1枚
  • まな板
  • よく乾いたふきん1枚
  • ボウル、フライパン、フライ返し

トルティーヤ・プレスという、こねたマサ玉を平たくする利器を持っていないため、まな板で代用したが、なんのなんの、これで十分だ。


ちょっと準備

ポリ袋の両端をハサミで切る(底だけつながった状態)。


作り方

1. ボウルにマサを入れ、少しずつ(←コレ大事)ぬるま湯を加えながらよくこねる。初めのうちはボソボソだが、ぬるま湯を使い切るころには生地らしくまとまる(同・右)。生地の固さの目安は耳たぶくらい。

2. 生地を4等分してお団子にする。マサ玉なのだ。1個1個はピンポン玉くらいの大きさだ。

3. 平らな場所に、底(つながっている部分)を奥にしてポリ袋(「元」ポリ袋だけれど)を置く。上のシートをぺろっとめくり、下のシートの真ん中にマサ玉を1個置いたら、めくった部分を戻してマサ玉にかぶせる。マサ玉・ポリ袋サンドなのだ。


LサイズのZiplocは大きすぎた・・・。

4. マサ玉サンドの上にまな板を置き、力を込めて両手でマサ玉のあるあたりを押す。まな板を取ると、マサ玉が薄く平らに伸ばされて、生トルティーヤができていた。

5. フライパンに薄くサラダ油を引き、中火で熱する。

シートをめくって生トルティーヤを手で押さえる。もう一方の手で下のシートごと持ち上げたら、生トルティーヤからシートをゆっくりはがす(次の写真)。

生トルティーヤをフライパンに移し、30秒ほど焼く。とうもろこしのいい匂いが漂い始めた。う〜ん、メキシコ香。

6. フライ返しで生地をひっくり返し、1分30秒ほど焼く。

7. もう一度ひっくり返したら、生地の外周部をぐるり、フライ返しの端で軽く押さえる。押さえるたびに生地の内側が少し膨らむ。1周したら30秒ほど焼く。

8. 焼き上がったトルティーヤを乾いたふきんで包む。ふきんで蒸らすことによって、適度な柔らかさに仕上がるそうだ。メキシコでトルティーヤを注文すると布にくるまれて出てくるが、そうした理由があるんだね。


本日のトルティーヤ・パーティー

次の写真:左下から時計回りにマイルドタイプのサルサ、千切りレタス&ブロッコリの芽、シュレッドチーズ、炙りエビ、焼いた牛カルビ。主役はもちろん真ん中のトルティーヤ。レタスやシュレッドチーズはテクス・メクス風かな。

カリブ海に近いメキシコの街メリダを懐かしんで、私はシーフード・トルティーヤをば。

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