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ティティカカ湖とプーノ
雲が低く垂れ込める冷たい朝、ティティカカ湖のほとりに立った。古くからの聖地として様々な伝説が語り継がれ、また、スペイン人による略奪を恐れたインディオが、インカの莫大な財宝を投げ込んだともいわれる、神秘の大湖だ。言い伝えの真相は、今も鉛色の水面の下のどこかに、息を潜めて隠れているのだ。 ティティカカ湖の海抜は3,820mで、船舶の航行する湖としては、世界で最も高い位置にある。最深部の水深は370m。世界の湖の中では12番目の深さだ。面積は琵琶湖の12倍の、8,300平方キロメートルもある(それでも世界第19位)。南北方向に引かれた国境線が、湖をペルーとボリビアとに分けていて、ペルー側がいくらか広い。
ティティカカ湖の西のほとりに、プーノの街が広がる。カテドラルが目印のアルマス広場を中心に、繁華街になっている。中でも、広場の東側を走るリマ通りに、銀行、ATM、観光案内所、民芸品店、レストランなどが集中している。 観光船の発着するラクストリーネ港(Puerto Lacustrine)に民芸品店が集まっていると聞いたので、出かけてみた。タクシーで10分足らずの距離で、アルマス広場からなら、料金は3ソーレスか4ソーレスだ(114円か152円)。確かにお店はたくさんあるが、お昼近くなのに、ほとんど閉まっていた。観光船がプーノに戻って来る時間にならないと、開かないのかもしれない。
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