品種が確定していないサクラ
サクラを接ぎ木すると、大きくなるにつれて台木(接ぎ木の土台の木)の性質が混じり合うことがあり、本当に予期した品種かどうか、老成するまで判断がつかないことがある。そのため、新宿御苑では品種が確定するまで名札をつけずにいるそうだ。当コーナーでは、例えば「おそらくウスズミ」というふうに推量の言葉を添えている。
接ぎ木で育つなんていう離れ業だけでも驚きなのに、土台の性質が混じっちゃうとは。植物とは、想像を超える柔軟さを備えた生き物らしい。
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