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大菩薩峠

終点は雷岩


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賽の河原

親不知ノ頭から見えたのは、「さいの河原」という小さな山小屋だった。この山小屋のある浅い谷には、「賽(さい)の河原」という名前がついている。なるほど、石ころがあちこちに積み上げられて塔になっている。三途の川のほとりと違って、意地悪な鬼はここにはいないようだね。

賽の河原
ナナカマドの実
↑賽の河原の周辺にはナナカマドがたくさん生えている。葉の落ちた枝に赤い実が鈴なりし、青空に映えていた。
賽の河原の上から眺める
↑賽の河原から少し上がった所

神部岩

賽の河原を抜け、大菩薩嶺方面へと進んだ。途中、標高2,000mの「神部岩」(かんべいわ)を通った。

神部岩と標識
↑神部岩。2000年にこの標識を立てるなんて、なかなか心憎い。

雷岩

雷岩(かみなりいわ)まで来た。時刻は10時40分。朝ご飯の休憩をとりながら、大菩薩峠から2時間かけて歩いてきたことになる。陽が高くなるにつれて、抜けるような青空がいつの間にか白っぽくなり、富士山も南アルプスも朝方に比べてかなりかすんでいた。

雷岩から登山道を見下ろす
↑雷岩から山小屋「福ちゃん荘」に通じる山道を、ハイカーさんたちが下っている。私たちは来た道を引き返したが、次回はこの道を下ってみたい。別の景色が楽しめるだろう。

雷岩から富士山と大菩薩湖を眺める
↑雷岩からの眺め

もう10分も歩けば大菩薩嶺の山頂だが、木が生い茂って眺望がきかないと聞いていたこともあり、これ以上進むのはやめて下山に移った。

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