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ハロン湾
〜鍾乳洞〜


島々の間を縫う小航海も終わりに近づいた午後2時半、小島の一つに立ち寄って、ガイドさんがĐường Thiên Cung(ドン・ティエン・クン)と呼ばれる鍾乳洞を案内してくれた。đườngは「洞穴」、thiên cungは「天国」を意味するベトナム語で、英語の旅行案内ではParadise Caveとして紹介されている。日本語なら「天国洞」といったところだろうか。

ティエン・クン洞窟は島北部から突き出た半島を南北方向に走っている。見学用の出入り口は2か所あり、どちらも半島の東側に開いている。大きな教会のような広々した洞窟だが、最も低い位置でも海面より上にあるそうだ。

ガイドさんが鍾乳石に緑色のレーザー光線を当てながら説明してくれるのだが、ゾウの親子、女性の横顔、カミサマなどなど、「あの石、○○に見えませんか?」と言うたびに、同じグループのお客さんから「ゆうべ、ビールを飲み過ぎたんじゃないの?」とからかわれていた。

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↑半島北端近くの小さな桟橋から上陸した。画面の真ん中あたり・赤いベトナム国旗のある高台が洞窟の入り口だ。見学路は一方通行で、この入り口から入って南口に抜ける。

↑洞窟は色とりどりにライトアップされている。カメラの感度を大きく上げて撮ったので毒々しいが、実際はもっと落ち着いた色合いだ。

↑ガイドさん「ゾウの親子がいます」。

↑1か所だけ穴が開き、外の光が差し込んでいた。





↑ガイドさん「クラゲがいます」。

↑巨大な鍾乳石の下を歩く観光客

↑右下に見学路の階段が小さく見えている。


↑南の出口付近から見下ろす

↑洞窟を出ると、見学客の帰りを待つクルーズ船が桟橋に整列しているのが見えた。

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