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リスボン&ポルト

旅の備忘録


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ストライキ

アムステルダムからリスボン空港に30分早く到着したが、いくら待っても飛行機とターミナルとを結ぶ可動橋が出てこない。最初、故障のようだとのアナウンスがあったが、「地上係員がストライキ中」に訂正された。結局、ドアが開くまで30分近く待った。予定より早く飛行機を降りられたには違いないが、何かしっくりこないぞ、と。

可動橋に出たらとてもきれいな女性係員さんが一人で立っていて、笑顔で迎えてくれたが、顔が上気していた。人手が足りなくてあちこちのゲートを掛け持ちし、走り回っているのだろう。

年末年始に空港や市内の交通機関がストライキを実施する可能性については、日本を出る前から現地の英語版ニュースで知っていたので、ある程度の予想はしていた。12月31日、空港ではストに突入した部署もあったが、年始のメトロ(地下鉄)のストライキは直前に回避されたようで、平常通りの運行だった。国家財政の立て直しが急務のポルトガルでは、報道によると、年末には交通機関だけでなく、お巡りさんや清掃局もストライキを実施したそうだ。

ポルトガル語がちんぷんかんぷんの私にとって、旅行中、テレビや新聞でストライキの情報を得ることは不可能だが、インターネットが利用できたので助かった(ポルトガルのインターネット接続は良好)。都市を拠点とする交通機関のサイトにはたいてい英語版があり、毎朝、運行状況やお知らせをチェックしてから出かけた。

ホテル

リスボンではリスボン・プラザ・ホテルに泊まった。夏に続いて2度目の利用だ。いろいろな点で私たちの希望にぴったりで、このホテルに滞在することもポルトガル旅行の楽しみの一つになった。

次の写真はリスボン・プラザ・ホテル。

  • 左上:ロビーには果物やペパーミントを浮かべた水差しが置かれ、自由に喉を潤すことができる。とてもいいサービスだと思う。この写真を撮った時はレモンとオレンジの輪切りだった。
  • 右上:夜、写す。クリスマスのライトアップ中。
  • 左下:ダイニング。以前はレストランの営業もあったようだが、今は朝食のみ。
  • 右下:朝食ビュッフェ、充実&満足。一番のお楽しみは日替わりスイーツなのだ。写真の伝統菓子「パステル・デ・ナタ」は常連さん。リスボン郊外のベレンにあるお菓子屋さんが発祥で、今や全国区スイーツとなり、どこにでも売っている。あちこち食べ比べているが、別格のベレンのお店は除くとして、リスボン・プラザ・ホテルのパステル・デ・ナタは最高だと思う。
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ポルトではペスタナ・ポルトに2泊した。旧市街の南端、ドウロ川に面した場所にあり、川沿いのカラフルな建物や、対岸のワイン貯蔵所群を徒歩で見て回るのに最適の立地だった。いつか、晴れた日のポルトを見たい。その時もぜひ、ペスタナ・ポルトのリバー・ビューの部屋に泊まりたいものだ。

次の写真はペスタナ・ポルト。

  • 左上:赤い電話ボックスのある建物がペスタナ・ポルト。角の左手がドウロ川に面している。
  • 右上:ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアの丘の上からペスタナ・ポルトを眺める。角地にある山吹色の壁がよく目立つ。
  • 左下:朝食ダイニングの窓。夜明け前、しかも雷雨で外はまだ暗い。
  • 右下:朝食のイチオシは、ぱりぱりに焼けて、それでいてソフトなベーコン。シナモンスティックといっしょに漬け込んだ、香りのいいプルーンもオススメ。
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レストラン

リスボンとポルトで7日間過ごした間に合計5回、郷土料理のレストランで食事をした。気になるお値段だが、参考までに書いておくと、2人分で平均34ユーロだった(5,066円)。メインディッシュ2皿、一品料理1皿、パン1〜2個、ビール2〜3杯の代金だ。カッコ内の5,066円は、1ユーロ149円として計算した金額だが、ここ数か月でいちばん円安の時の現金両替レートなので、実際にはそんなに高いはずはない。主婦の感覚も交え、現地の物価から推測して再計算すると、4,000円弱だろうか。地元ならではの料理がお腹いっぱい楽しめる上、お酒も飲んで1人2,000円は決して悪くないと思う。

次は「おいしいもの」にも写真を載せているレストランだ。利用順。ホームページ、または住所は「リンク・アドレス集」をご覧いただきたい。

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↑ア・パルテ(ポルト)。手作りのテーブルクロスやクッション、原色のプレイスマットなどなど、テーブルにつくだけで楽しくなるお店。昼食で利用した。ランチセットあり。

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↑セルヴェジャリア・トゥリンダーデ(リスボン)。特製ビールの味が忘れられず、7月に続いて2度目の夕ご飯。カニやエビが、冷蔵ケースの中から「ご指名をお待ちしております、うっふん」と誘っているけれど、時価でキロいくらのアナタたちには恐くて手が出ませぬ。

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↑ア・ジーナ(リスボン)。プラザホテルのフロントデスクに、パンを使った郷土料理「アソルダ」を食べてみたいと相談したら、こちらのレストランを予約してくれた。廃屋や工事中の劇場ばかりが目立つ広い駐車場の奥に、こんないいお店があるとは意外だった。ホテルの真裏なので近くて便利だった。

ショッピング

次のお店の写真はすべてリスボンで撮った。ポルトでは歩き回ってばかりいたため、食事以外でお店を利用することはほとんどなかった。

  • 左上:リスボンでもポルトでも、あちこちに「酒瓶を並べる棚」を意味する'garrafeira'の文字が。つまり、お酒屋さん。店内の棚にはポルトワインのボトルがびっしり並んでいる。
  • 右上:ファドCDの専門店「アマリア」。国民的ファド歌手、アマリア・ロドリゲスを中心に、ファドのCDが「充実している」(おとうさん談)。ポルトガルギターのミニチュアは、おみやげ屋さんよりも安かった。
  • 左下:品ぞろえ豊富・安さ爆発、広大なスーパーマーケット「コンティネンテ」。オリエンテ駅直結のヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンター0階(日本の1階)。ポルトガル産のチーズ数種と、チーズを入れるジップロック(ジッパー付きポリ袋)を買った。ジップロックは日本から数枚持って行ったが、ワインの包装用に使い切ってしまったため、コンティネンテで買い足した。
  • 右下:コンティネンテで買ったポルトガルのチーズ。青いジップロックに包まれて、はるばるユーラシア大陸の端から端まで旅をした末、無事、我が家の冷蔵庫に収まった。冬場のおかげで風味が変わることなく、おいしく食べられた。余談だが、チーズは冷凍庫で保存できる。自然解凍したらその日のうちに使い切るべーし。他の食品同様、冷凍しなかったものよりも味が落ちやすい。
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旅程

日付内容
2013年
12月31日(火)
朝、自宅出発。午前、KLMオランダ航空にて成田空港を出発。アムステルダム・スキポール空港を経由し、夜、リスボン空港着。リスボン泊。
2014年
1月1日(水)
午前、ロカ岬へ遠足。夕方、リスボン市内観光。リスボン泊。
1月2日(木)午前、ポルトへ。午後、ポルト市内観光。ポルト泊。
1月3日(金)ポルト市内観光。夜景撮影。ポルト泊。
1月4日(土)午前、リスボンへ。午後、リスボン市内観光。リスボン泊。
1月5日(日)シントラへ遠足。夕方、リスボン市内観光。夜景撮影。リスボン泊。
1月6日(月)リスボン市内観光。リスボン泊。
1月7日(火)リスボン市内観光。リスボン泊。
1月8日(水)早朝、KLMオランダ航空にてリスボン空港を出発。アムステルダム・スキポール空港を経由し、成田空港へ。機中泊。
1月9日(木)午前、成田空港着。正午、帰宅。

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