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法隆寺


7世紀初めに聖徳太子が建立した、法隆寺を見学した。日本史の教科書に大きく取り上げられる歴史的な建造物であり、「法隆寺地域の仏教建造物」として、日本で初めてユネスコの世界遺産に登録されたことでも有名だ。

拝観の受け付けが始まる午前8時、お寺の玄関である南大門から境内に入り、まず、西院伽藍で五重塔や金堂を見学した。百済観音像の拝観と「法隆寺秘宝展」の鑑賞を経て、東院伽藍へと進んだ。

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法隆寺

南大門
↑南大門(なんだいもん)。法隆寺の玄関。

中門
↑中門(ちゅうもん)。金剛力士像が左右を守って立つ。

大講堂
↑大講堂

五重塔
 ↑五重塔(ごじゅうのとう)。現存する世界最古の木造の五重塔。

金堂と五重塔
↑金堂(こんどう)と五重塔。金堂には法隆寺のご本尊である釈迦如来像、薬師如来像、阿弥陀如来像が安置されている。

廻廊と連子窓
↑西院伽藍(さいいんがらん)を取り巻く廻廊。連子窓(れんじまど)から透ける緑が涼やかだった。

龍の彫刻
↑金堂の屋根の間に龍の彫刻が。

五重塔の一番下の屋根は板葺
↑五重塔の一番下の屋根。それより上は瓦屋根で、ここだけ板葺だ。

「法隆寺秘宝展」開催中の大宝蔵院
↑春と秋の年2回、大宝蔵院(だいほうぞういん)では「法隆寺秘宝展」が開催される。ちょうど春季展の最中だった。大宝蔵院には百済観音堂(くだらかんのんどう)があり、百済観音像が安置されている。教科書の写真で見た印象よりずっと背が高く、細身の仏さまだった。

綱封蔵(こうふうぞう)
↑綱封蔵(こうふうぞう)。奈良時代の倉庫。

東西の伽藍を結ぶ築地塀
↑東院伽藍(とういんがらん)への道すがら、西院伽藍方面を振り返って。築地塀(つきじべい。泥土の塀)にいくつもの小門がある。写真・右端中央に、東大門(ひがしだいもん)が小さく写っている。

夢殿
↑夢殿(ゆめどの)。八角形のお堂に聖徳太子が祀られている。福沢諭吉さんも同じだけど、聖徳太子さまにほとんどご縁がなかったなぁと、しみじみ。やっと落ち着いて拝むことができたが、「宝くじの高額当選、なにとぞよしなに」のヨコシマなお願いを聞き届けてくださるだろうか。

法隆寺駅

法隆寺の最寄り駅は、JR大和路線(関西本線)の法隆寺だ。駅北口を出て1.5km、徒歩20分とそこそこ距離はあるが、案内板があちこちにあって迷うことはなかった。

法隆寺駅構内の案内板
↑奈良県のマスコット、せんとくんのシールが散りばめられている。法隆寺駅の構内にて。

パゴちゃんとせんとくん
↑せんとくんの相棒は、斑鳩町(いかるがちょう)のマスコット、パゴちゃん。かぶり物から履き物まで、有名な正岡子規の俳句「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」を体現している。法隆寺駅の構内にて。

法隆寺駅
↑法隆寺駅

路面の道案内
↑路面にも案内が。法隆寺駅北口にて。

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