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薬師寺・唐招提寺


近鉄橿原線(かしはらせん)に乗って西ノ京駅で下車し、薬師寺と唐招提寺を見学した。どちらも「古都奈良の文化財」としてユネスコ世界遺産に登録されている。

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薬師寺

白鳳伽藍(はくほうがらん)北端の與樂門(よらくもん)から薬師寺の境内に入った。西ノ京駅からすぐの所にある。

鐘楼とハスの水鉢
↑ハスの水鉢が鐘楼を取り囲む。ほんのり桃色のさしたつぼみをちらほら見かけた。花が開いたらどんなにきれいだろう。

大講堂
↑大講堂

金堂
↑金堂(こんどう)。ご本尊の薬師三尊像が安置されている。

西塔
↑西塔(さいとう)。享禄元年(1528年)に焼失し、453年後の1981年に再建された。

東塔
 ↑東塔(とうとう)。修復中のため、布ですっぽり覆われていた。発掘調査も行われているそうで、古い文物が出土するかもしれないと思うとわくわくする。

玄奘三蔵院伽藍
↑玄奘三蔵院伽藍(げんじょうさんぞういん・がらん)。1991年の建立。『西遊記』の「お師匠さん」としても有名な唐時代の僧侶、玄奘三蔵が祀られている。平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」も鑑賞した。

薬師寺の西の狭いバス通りをまっすぐ北に進み、唐招提寺に向かった。薬師寺の玄奘三蔵院から歩いて7、8分の距離だ。

唐招提寺

唐招提寺は、唐の高僧・鑑真(がんじん)が開いたお寺だ。悪天候や弟子の密告など数々の苦難の末、航海6度目にしてようやく日本の土を踏むことができたが、苦労が祟って視力を失ってしまったという。開山堂(かいさんどう)には、国宝の鑑真像に代わって、精巧な模写像「鑑真大和上御身代わり像」が安置されている。

金堂
↑金堂(こんどう)。ご本尊の盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)などが安置されている。

鼓楼
↑仏舎利を守る鼓楼(ころう)

講堂(奥)と鼓楼
↑講堂(奥)と鼓楼

宝蔵
↑宝蔵(ほうぞう)。校倉造り。

経蔵
↑経蔵(きょうぞう)。宝蔵の南隣にあり、宝蔵よりひと回り小さい。唐招提寺最古の建物であり、日本最古の校倉造りの蔵だそうだ。

お寺周辺

骨董屋さん
↑寛永通宝、1枚100円。お代は茶筒へ。もし、和同開珎だったら、茶筒じゃ間に合わないからドラム缶!?唐招提寺近くの骨董品屋さんの店先。

水路
 ↑家と家の間が路地ではなく、水路になっているのが珍しかった。このような水路をよく見かける。農業用水だろうか。

古い土壁
↑民家の土壁。年代物だ。

お昼ご飯

門前茶屋の雰囲気漂うお店、「銀」でお昼ご飯にした。近鉄橿原線西ノ京駅から薬師寺方面に向かってすぐの所にあり、地元奈良ではの料理が楽しめる。ヱビスビールのポスターに目が釘付けになったけれど、真っ昼間からほろ酔いゴキゲンで仏さまを拝んだらバチが当たりそうなので、ガマンガマン。

柿の葉寿司
↑奈良の郷土料理、柿の葉寿司。しめさばのお寿司を、殺菌作用があるといわれる柿の葉っぱで巻いてある。
茶粥
↑大和名物、茶粥(ちゃがゆ)。文字通りお茶で炊いたお粥だ。白粥のようなとろみはまったくなく、さらっとしているので、お粥というよりほうじ茶のお茶漬けのよう。あられが香ばしい。

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