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早春の西沢渓谷

早春の西沢渓谷


今年のゴールデンウィークは全国的に気温が低く、山梨県も例外ではないそうだ。2、3日前、秩父へと続く峠では雪が降ったと、タクシーの運転手さんが珍しそうに話していた。ほどなくして、正面の高い山のてっぺんが霧氷で白く輝いているのが見えた。

午前6時半、朝日に照らされた峰を眺めながら渓谷に入った。国道脇の気温表示は摂氏1度だったのに、さほど寒さを感じない。氷も雪も見えないが、標高の高い所では道の脇に雪の塊が残っていた。

山は新緑というにはまだ早く、ようやく芽吹きが始まったばかりだった。黄緑色、萌黄色、オレンジ色、ピンク・・・若葉なのか、それとも何か薄い殻なのかわからないが、盛夏の緑が信じられないくらい、どの芽も淡い。

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木賊山(とくさやま)。2,468m。

ヤマザクラ

ヤマザクラ

左の二つ峰は鶏冠山(とさかやま。2,115m)、右は木賊山。大展望台にて。



ツツジの仲間

子酉(ねとり)大橋から鶏冠山を望む。下方の長い吊り橋は現在は使われていない。

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