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冬枯れの西沢渓谷

不動の滝〜旧森林軌道


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不動の滝

不動の滝

不動の滝で渓流沿いの道は終わる。急斜面に設けられた、頑丈な木の階段を何段も上がると、「旧森林軌道」と呼ばれる平坦な道に出る。帰りはこの道を通って渓谷入り口に戻る。渓流よりずっと高い位置にあり、せせらぎの音はほとんど聞こえない。

さわぐるみ橋

以前かかっていた木の橋の姿をそのままとどめているそうだ。金属製だが、白木のような自然な色で、景観によく溶け込んでいる。

さわぐるみ橋

七ツ釜五段の滝を見下ろす

さわぐるみ橋を過ぎると、左手に「七ツ釜五段の滝」という案内板が立っている。手すりにつかまりながら見下ろすと、はるか下に、1時間ほど前に向かい合っていた七ツ釜五段の滝があった。夏には濃い緑に遮られ、何も見えなかったので、下をのぞこうともしなかった。

旧森林軌道から七ツ釜五段の滝を見下ろす

しゃくなげ橋

付近一帯はシャクナゲの大群落で有名で、初夏にはピンク色の花が美しいそうだ。しゃくなげ橋の両端の塔には、シャクナゲの透かし飾りがある。

しゃくなげ橋

山之神

ここまで来れば、渓谷入り口まで30分ほどだ。山の神様に、無事に戻って来られたことを感謝した。

山之神

子酉大橋に到着

子酉(ねとり)大橋の途中で立ち止まり、朝早くからぐるりと歩いてきた方向を眺めた。川の上に、今は通行禁止になっている長い長い吊り橋が見えた。子酉大橋を渡ると、周遊コースの出発点に合流する。まもなく別世界から日常に戻ると思うと、名残惜しい。

子酉大橋から西沢渓谷の方向を眺める

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