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タイムズ・スクエアとその周辺、ストロベリー・フィールズ


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タイムズ・スクエア

タイムズ・スクエアと呼ばれる繁華街の中でも、7番街とブロードウェイとが交わるあたりは、これでもか!というくらい広告やらディスプレイやらがひしめき合っている。昔ながらの大看板もたくさんあるが、LEDスクリーンの鮮明さと発色の美しさは際立っている。世界中からやってきた観光客が写真に収めてSNSに投稿すれば、より多くの人の目に触れることになる。宣伝効果はかなりのものだろう。

だが、きれいだからといって、じっくり眺めていられる場所でもなかった。何だか、変化し続けるスクリーンの絵や色に攻め立てられているような気がして、とりあえず写真だけ撮ってそそくさ退散した。

↑新興企業向け株式市場「ナスダック」のビル。上場企業の株価などを映し出す、円筒形の巨大LEDスクリーンでも有名だ。

↑北を向いても

↑南を向いても

↑ニューヨーク市警はシックなネオンサイン

↑タイムズ・スクエアでは地下鉄の入り口もギンギン

ブライアント・パーク

タイムズ・スクエアのこてこて電飾街をあとにして、ブライアント・パークを目指した。木々がぐるりと取り囲み、刈り込まれた芝生も美しい公園だ。四方は交通量の多い道路で、車のエンジン音の途絶えることはないし、パトカーなのか救急車なのか、時折けたたましいサイレンが飛び込んでくるが、木立と芝生の緑に守られて、どんな騒音も遠い世界の出来事のようだ。

↑6番街と西42丁目との交差点からブライアント・パークを望む。先の尖ったひときわ高い建物は、キングコングがよじ登ったエンパイア・ステート・ビルディング。



↑この公園にはベンチがない。代わりに一人掛けの小さなイスがたくさんあり、木陰でも日向でも、好きな場所に運んで行って腰かけられる。芝生は開放時間が決まっている。

ストロベリー・フィールズ

故ジョン・レノンを偲んでセントラル・パークに設けられた、「ストロベリー・フィールズ」に行った。西72丁目から公園に入ってすぐのエリアだ。

↑ストロベリー・フィールズの地面にはめ込まれた記念碑。中央にはジョンの曲の名前IMAGINEがある。

↑IMAGINEの記念碑から園の内側へと進むと、右手に黒っぽい岩が見えてきた。上の方に金属のプレートが付いていて、Imagineの次の一節がジョンの名前とともに刻まれていた。Imagine all the people living life in peace...John Lennon
プレートには国の名前もたくさん刻まれている。日本やアメリカもある。IMAGINEの記念碑の建造を支援した国のリストだそうだ。

↑セントラル・パークを出て西72丁目に戻った。ジョンが住んでいた高級集合住宅、ザ・ダコタが目の前にあった。小さな炎の明かりの下、制服姿の守衛さんが入り口を守っていた。不幸にもジョンが亡くなったのは、まさにこの玄関の前という。

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