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首里城公園


琉球王国の政治や外交の中心、首里城を見学した。那覇市東部、首里城公園の中にある。白い壁や天守閣のある見慣れたお城と違って大陸風かと思えば、書斎や庭園には和の様式が見られたりと、2つの文化が調和しながら存在している。

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↑守礼門(しゅれいもん)

↑歓会門(かんかいもん)

↑瑞泉門(ずいせんもん)

↑券売所付近から。低い雲の下に水平線がぼんやり見えた。このあと入館券を買い、王城の内部を見学した。繊細な螺鈿や漆器など、展示されている品々もすばらしい。

↑国王の居所、正殿(せいでん)。正殿の前の広場は「御庭」(うなー)と呼ばれる。赤と灰色の色分けは、諸官が位の順に並ぶための目印。

↑庭園には大きな琉球石灰岩が配置されている。松だけでなく、ソテツも植わっているのがいかにも南国だ。元々の岩は沖縄戦の空爆で破壊されてしまったため、近くの山から切り出して復元したそうだ。

↑接待などに使われた鎖之間(さすのま)

↑鎖之間にて。王朝時代から伝わる4種類のお菓子と「さんぴん茶」をいただきながら、伝統柄の衣装に身を包んだ女性係員さんから解説を伺った。お茶菓子だけでなく食器も伝統の品々で、湯飲みは壷屋焼(つぼややき)、茶托とお盆は琉球漆器だそうだ。木の香漂う部屋に落ち着き、お庭を眺めながらいにしえの文化に触れることができるのは、とてもいい経験だと思う。別途、料金が必要。

琉球舞踊

券売所のそばの広場で、「舞への誘い」と題した琉球舞踊が披露されていた。伝統芸能保存会の方々による本格的な踊りだ。計4部のうち、残念なことに第一部を見逃してしまった。

 ↑この日の第二部、ゆったりとした舞「かせかけ」。退場時、幕の奥へと消えていくあでやかな衣装が印象的だった。

 ↑第三部は鳩間島の民謡とその踊り「鳩間節」(はとまぶし)。きびきびした軽快な動作が楽しい。観客席には、手だけいっしょに踊っているお年寄りの姿も。

↑最後は「貫花」(ぬちばな)。花飾りを手にした2名の踊り手さん。かすりの着物が愛らしい。

↑終幕。4部5名の踊り手さんが勢ぞろいした。左端は、見逃してしまった「かぎやで風」(かぎやでふう)の踊り手さん。

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