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糸満


那覇バスターミナルから路線バスで約45分、終点の糸満バスターミナルで乗り継いでさらに15分。ひめゆりの塔にお参りに行った。

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ひめゆりの塔

太平洋戦争末期、陸軍病院伊原第三外科壕での看護活動に、那覇の女子生徒と教師240名が動員され、激しい戦闘に巻き込まれて136名が亡くなった。病院として使われ、多くの若い命が無残に散っていった地下壕の入り口のかたわらに、慰霊碑「ひめゆりの塔」がたたずんでいる。

慰霊碑と壕の隣に、ひめゆり平和祈念資料館がある。次の写真は開館を待つ間に撮ったので、まだ門が閉じている。

ずいぶん前のことだが、日本史の授業が大正時代の章のあたりで打ち切られただけでなく、受験に出そうにない部分にわざわざ時間を割くこともないだろうと、自ら切り捨ててしまった。その日本の近代史が、重い悲しみといっしょに資料館の門の向こうに待っていた。


琉球ガラス村へ

ひめゆりの塔をあとにし、琉球ガラス村に向かった。お店を1、2軒通り越すと、国道の左右は畑に変わった。

↑顔色の悪い人形が互いにそっぽ向きながら、ゴーヤのベンチを挟んで立っていた。ひめゆりの塔近くの駐車場。

↑パパイヤの小さな実

↑トウモロコシ。11月も終わりというのに、これから実がなるんだね。

↑バナナ

↑ビンロウジュ(檳榔樹)の熟した実。台湾やミクロネシアでは、石灰やサンゴの粉を混ぜて噛みタバコにするけれど、沖縄ではどうだろう。

↑琉球ガラス村の入り口

↑琉球ガラス村のガラス工房。大きな炉の小さな窓から、真っ赤な炎が見えた。バスの待ち時間に余裕がなく、束の間の見学だった。残念。

糸満市中央市場

糸満バスターミナルから東へ5、6分歩くと、糸満市中央市場がある。奥に人の気配はなかったが、入り口の建物に魚屋さんが何軒か入っていた。ありがたいことに、どのお店でも快く見学を許してくれたばかりか、「ここ数日、お天気が悪くてほとんど漁がないんだよ」と言いながら、氷の中からピカピカ光る魚を取り出して並べてくれた。

↑糸満市中央市場。入り口右手の建物で、魚屋さんが営業中だった。

↑トビウオ

↑アカマイ、またはアカマチ。ハマダイのこと。頭だけで20cmくらいある。奥さんが身と頭を見栄えよく並べてくれた。

↑右上から時計回りにチヌ(クロダイのこと)、小さなチヌ、小さなガーラ(ロウニンアジのこと)、イサキの仲間?

↑右はイラブチャー(ブダイのこと)。左はフエフキの仲間?

↑生もずく。天ぷら、たまらんス。

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