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トラム1番線

ポルトにはトラムが3路線走っている。外観も内装も1900年代初期のまま、'Porto Tram City Tour'という名前で観光客向けに運行されている。

ポルト旧市街の始発駅、インファンテからトラム1番線に乗った。ドウロ川に沿って走ること20分、終点のパセイオ・アレグレ駅で下車し、河口まで歩いた。

パセイオ・アレグレ駅に停車中のトラム
↑パセイオ・アレグレ駅に停車中のトラム

ヤシの巨木
↑川沿いの遊歩道に沿ってヤシの巨木が並ぶ

ドウロ川の河口と大西洋
↑パセイオ・アレグレ駅から歩いて10分ほどで河口に着いた。左右の堤防の間に大西洋の水平線がのぞいている。

フェルゲイラス灯台
↑フェルゲイラス灯台。1886年建造。今は使われていないそうだ。堤防の向こうから打ち寄せる波しぶきが激しくて、あわてて退散した。

サン・ジョアン・バプティスタ・ダ・フォス・ド・ドウロ砦
↑サン・ジョアン・バプティスタ・ダ・フォス・ド・ドウロ砦。なな、長い。地元では単に「カステロ・デ・フォス」(「河口のお城」の意味)と呼ばれている。フェルゲイラス灯台の手前約200mに位置する。16世紀末、沿岸警備のために造られた。

トラム1番線の沿線
↑トラム1番線の沿線。ポルトの旧市街に近づくに従い、アパートタイプの古い建物が増えてくる。

サン・フランシスコ教会
↑荘重なサン・フランシスコ教会。インファンテ駅から見上げる。

ドウロ川クルーズ

50人乗りほどのボートから数日間クルーズできるような大きな客船まで、ドウロ川の両岸には観光船がたくさん停泊している。ホテルの目の前にドウロ川クルーズの案内所があったので、いちばん時間の短いコースを申し込んだ。合計6つの橋を巡りながら、河口まで行って戻る約1時間のコースで、1人10ユーロ(1,410円)だった。

観光船
↑私たちが乗ったボート。バナーの'Porto Cruz'は「ポルト・クルーズ」だと思い込んでいたら、ワイン醸造所の社名「ポルト・クルース」で、「ポルトの十字架」の意味だった。ダジャレばかりひねっている私は、そうと知った時は「クルースをクルーズにかけるなんて粋だね」と感心したが、あとになってポルトガル語ではクルーズはcruzeiroと知り、シャレでも何でもなくてちょっとがっかり。

ルイス1世橋とガイアのワイン貯蔵庫群
↑桟橋を離れた観光船は、まず、上流方向に向かった。写真は1つ目の橋、ルイス1世橋を振り返って。向こうに見える赤屋根はガイアのワイン貯蔵庫群だ。船はこのあと橋を3つくぐり、フレイショ橋の手前でUターンした。

セーラ・ド・ピラール修道院
↑セーラ・ド・ピラール修道院(ガイア)

ポルト旧市街の砦
↑中世の砦(ポルト旧市街)

エピスコパル宮殿
↑エピスコパル宮殿(ポルト旧市街)

ガイアのはずれのワイン貯蔵庫
↑ガイアの丘のはずれにもワイン貯蔵庫がたくさんある

アラビダ橋
↑ドウロ川の最も河口寄りにかかるアラビダ橋。コース最後の橋でもある。

霧で覆われた河口
↑観光船に乗ったのはトラムで河口に行った2日後で、同じ時間帯だったが、この日の河口は霧で覆われ、大西洋の水平線はまったく見えなかった。寒流の流れる海では、夏の午後2時の日差しも霧を消してはくれないようだ。船はもう少し先まで進み、霧の中をUターンして帰途についた。

ルイス1世橋
↑ルイス1世橋。左の岸はポルト、右はガイア。

サン・フランシスコ教会
↑正面の赤い屋根の建物はサン・フランシスコ教会。観光船の桟橋はすぐそこだ。間もなくクルーズが終わる。

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