ワイン貯蔵庫見学
ガイアの丘には、ガイド付きのワイン貯蔵庫の見学会を行う醸造所がたくさんある。多くは1時間前後のコースで、自社ワインの試飲がセットになっている。
ちょうど1年前、リスボンのホテルのバーで初めて本場のポルトワインを飲んだ。老舗醸造所「ブルメスター」の赤ワインだった。以来、ポルトガルでワインの醸造所を見学する機会があったら、ぜひともブルメスターにと決めていた。同社はもともとロンドンの商社で、18世紀半ばから、英国はじめヨーロッパ各地にポルトワインを輸出してきたそうだ。
さて、朝10時、ブルメスターのドアが開くのを待って見学を申し込んだ。1人5ユーロだった(705円。ショップ利用は入場無料)。見学会が始まるまでの20分間、ロビーの展示物を見て回った。内装に手が加わっているものの、古い貯蔵庫らしく、カビ混じりのひんやりした空気に乗ってワインの香りが漂っていた。
「ポルト」もくじ
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↑ブルメスターの入り口。ポルト側からルイス1世橋・下の橋を渡ってすぐ左手にある。 |
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↑巨大なワイン樽。オーク材(樫)でできている。熟成の浅いワインはこのような大きな樽で作るそうだ。 |
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| ↑上の写真の樽の側面 |
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↑熟成の進んだワインを作る時は、このような小さな樽で寝かせる。 |
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↑赤ワインの入った大きなガラスびん |
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↑見学コースの入り口 |
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↑透明な筒の1本1本に異なる種類のワインが入っている。背後から光を当てることにより、熟成の度合いによる色の変化がわかるようになっている。左の3本は白ワイン。残りは赤ワイン。どちらも左から右に行くに従って熟成度が高まる。 |
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| ↑見学のあとはお待ちかねのワイン試飲。赤と白を1杯ずついただく。赤は熟成が進んで褐色を帯びた「トーニー」。リスボンのバーで感激したのも、このトーニーだった。ポルトワインだけあって白も甘いが、あっさりしていておいしい。 |
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| ↑試飲でいただいたブルメスターの白(左)とトーニー |
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↑試飲のフロア |
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↑入り口近くに、ブルメスターのワインの販売コーナーがある。ハーフボトルはスーツケースに入れるのに手ごろな大きさだが、ブルメスターのハーフボトルを置いているお店は少ない。ここは醸造所直販だけあって各種そろっている。 |
「ポルト」もくじ
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