ひょう模様ひょうの模様を描いてみましょう。 おおまかな手順は次の通りです。
大きな画像なので、見本はどれも元の画像の一部です。
次の設定で新規に画像を開きます。縮小して背景やテキストなどに利用できるよう、大きく作ります。
1) チャンネルパレットを開き、新規チャンネル[アルファチャンネル1]を作成します。 2) 描画色が白、背景色が黒であることを確認したら(「アルファチャンネルのカラー」参照)、メニューバー[フィルタ]→[テクスチャ]→[ステンドグラス...]を選び、次の内容で適用します。
3) チャンネルパレットの下部にある[チャンネルを選択範囲として読み込む]ボタンを押して、選択範囲を表示します(「アルファチャンネルを選択範囲として読み込む」参照)。白い線模様が選択されます。 メニューバー[選択範囲]→[選択範囲を変更]→[滑らかに...]を選び、[半径]を8で適用します。 描画色が白であることを確認したら、Alt+Backspaceを押して塗りつぶします。選択は解除せず、しばらくこのままにしておきます。 ひょう模様の基礎ができたので、色と被毛の風合いをつけていきます。
1) レイヤーパレットを開き、新規レイヤー[レイヤー1]を作成します。前セクションで作った選択範囲が、網目状にざわざわしていると思います。 2) 描画色を#e3cc97(肌色)に設定したら、Alt+Backspaceを押して塗りつぶします。 3) Shift+Ctrl+iを押して、選択範囲を反転させます。 描画色を#a07128(黄土色)に設定したら、Alt+Backspaceを押して塗りつぶします。 4) メニューバー[選択範囲]→[選択範囲を変更]→[縮小...]を選び、[縮小量]を4で適用します。 パスパレットを開き、パレット下部にある[選択範囲から作業用パスを作成]ボタンを押します(下の画像・黄色い矢印が指すボタン)。 この結果、パスパレットに[作業用パス]が作成されます。また、画像に表示されていた、ざわざわした選択範囲が細い線(パス)に変わります。 描画色を#2e1f08(こげ茶)に設定します。ブラシツールを選び、初期設定のブラシライブラリの中から(「ブラシライブラリを置き換える」参照)、[ソフト円ブラシ(17pixel)]を選択します(下の画像・ピンク色の四角)。 オプションバー右隣の[ブラシ]タブを押してブラシパレットを開き、次のように設定します。
パスパレットの下部にある[ブラシでパスの境界線を描く]ボタンを押します(下の画像・黄色い矢印が指すボタン)。 この結果、パスに沿ってブラシが使用され、縁のぼやけた、不規則な太さのこげ茶色の輪がたくさんできます。メニューバー[ビュー]→[エクストラ]を実行して、パスを隠すと(再びこのコマンドを実行するとパスが現れます)、画像は次のようになりました。
1) メニューバー[フィルタ]→[ノイズ]→[ノイズを加える...]を選び、次の内容で適用します。
2) メニューバー[フィルタ]→[ぼかし]→[ぼかし(移動)...]を選び、次の内容で適用します。
3) メニューバー[フィルタ]→[ぼかし]→[ぼかし(ガウス)...]を選び、[半径]を1.0で適用します。画像はこんなふうになりました。 4) レイヤーパレットを開き、新規レイヤー[レイヤー2]を作成します。 5) 描画色を#c1c1c1(明るい灰色。初期設定の色見本パレットの[25%グレー])に設定したら、Alt+Backspaceを押して塗りつぶします。 6) メニューバー[フィルタ]→[ノイズ]→[ノイズを加える...]を選び、次の内容で適用します。
7) メニューバー[フィルタ]→[ぼかし]→[ぼかし(移動)...]を選び、次の内容で適用します。
8) メニューバー[フィルタ]→[変形]→[波形...]を選び、次の内容で適用します(デフォルトと異なる個所のみ。画像参照)。ゆったりした波が上下方向に3つ並ぶ設定です。
9) メニューバー[フィルタ]→[表現手法]→[エンボス...]を選び、次の内容で適用します。
10) [レイヤー2]の描画モードを[オーバーレイ]に変更します。冒頭の画像のできあがり。
縮小したひょう模様の画像を足跡で切り抜き、レイヤースタイル[ベベルとエンボス]と[ドロップシャドウ]を加えました。 ん?ネコ科動物の足の裏って、ぷくぷく肉球のはず・・・。
最終更新:2007年8月10日 |