Photoshop CS4基本操作 レイヤーの内容に対して、様々な描画効果を持たせることができます。これら描画効果は「レイヤー効果」と呼ばれています。レイヤー効果には、影を添える「ドロップシャドウ」や3D効果「ベベルとエンボス」など、全部で12種類の「レイヤースタイル」があります。 プリセットのレイヤースタイルを追加する 最終更新:2011年1月9日
Photoshopにはスタイルがたくさん用意されています(プリセットスタイル)。デフォルトでは、初期設定のプリセットスタイルがスタイルパネルに表示されます(画像)。プリセットのグループ(スタイルライブラリ)を置き換える方法は、「スタイルライブラリを置き換える」をご覧ください。 レイヤーに対してプリセットスタイルを追加する方法を2つ挙げます。 スタイルをクリックする レイヤーを選択して、スタイルをクリックします。 スタイルをドラッグ・アンド・ドロップする スタイルをドラッグして、レイヤーパネル上のレイヤーにドロップします。
レイヤースタイルダイアログボックス(上の画像)を使えば、自分でレイヤースタイルを作ることができます。レイヤースタイルダイアログボックスを開く方法を2つ挙げます。 レイヤーをダブルクリック レイヤーパネル上のレイヤーの、レイヤー名以外の場所をダブルクリックします。[レイヤー効果:初期設定]が表示された、レイヤースタイルダイアログボックスが開きます。ダイアログボックス左端のメニューでスタイルを選択します。 レイヤーパネル下部のボタン
どのスタイルにも設定オプションがたくさんあります(「レイヤースタイルの初期設定」参照)。数値や色を変えるなどして編集を加えるに従い、ダイアログボックス右端のプレビューや、ドキュメントウィンドウの画像そのものが変化します。追加するスタイルの順番は無関係なので、一度設定したスタイルも簡単に手直しできます。編集が終わったら、[OK]ボタンを押してダイアログボックスを終了し、スタイルの追加を確定させます。 右のレイヤーパネルの画像は、'clover'というレイヤーに対し、「ドロップシャドウ」と「ベベルとエンボス」の2種類のスタイルを追加した例です。レイヤーの右端に、レイヤー効果が追加されたことを示す、「レイヤー効果アイコン」が見えています(画像・ピンクの四角)。 この例のように、追加したスタイルは一覧で表示されますが、レイヤー効果アイコンの右隣の小さな三角ボタンを押すことにより、一覧の表示・非表示を切り替えることができます。一覧が冗長に感じるなら、非表示にしておくといいでせう。 自分で作ったレイヤースタイルをスタイルパネルに置いたり、ライブラリに保存することもできます。詳しくは「レイヤースタイルを管理する」をご覧ください。
すべてのスタイルを1つのレイヤーにコピーする Altキーを押しながら、コピー元のレイヤーのレイヤー効果アイコン(画像・黄色の四角)をドラッグし、コピー先のレイヤーにドロップします。 画像の真ん中のレイヤーは、一番下のレイヤーのスタイルをすべてコピーした例です。 1種類のスタイルを1つのレイヤーにコピーする Altキーを押しながら、コピー元のスタイルをドラッグし、コピー先のレイヤーにドロップします。 画像の一番上のレイヤーは、一番下のレイヤーのスタイルから、ドロップシャドウだけをコピーした例です。 すべてのレイヤースタイルを複数のレイヤーにコピーする
* レイヤーを複数個選択する方法は、「レイヤーを選択する」をご覧ください。
レイヤースタイルダイアログボックスで隠す スタイルの左隣のチェックボックスをクリックして、無印にします。もう一度クリックしてチェックを入れると、スタイルが復活します。 レイヤーパネルで隠す レイヤーパネル上のレイヤーに表示された、レイヤー効果に付属する目のアイコン(画像・緑の囲み)をクリックすると、スタイルが隠れて見えなくなります。すべてのスタイルを隠すには、[効果]の目のアイコンをクリックします。 スタイルが非表示になると同時に、目のアイコンもなくなりますが、アイコンのあった場所をもう一度クリックすると、スタイルも目のアイコンも復活します。 レイヤースタイルを完全に消去する方法は、下記「レイヤースタイルを消去する」をご覧ください。
すべてのレイヤースタイルを消去する レイヤーのレイヤー効果アイコン(画像・ピンクの四角)をドラッグし、レイヤーパネル下部にある削除ボタン(同・青い四角)にドロップします。 もしくは、レイヤーパネルでレイヤーを選択したら、アプリケーションメニュー[レイヤー]→[レイヤースタイル]→[レイヤースタイルを消去]を実行します。 1種類のレイヤースタイルを消去する 消去したいスタイルをドラッグし、レイヤーパネル下部にある削除ボタンにドロップします。 レイヤースタイルを一時的に非表示にする方法は、上記「レイヤースタイルを隠す」をご覧ください。 |