傾いた写真をまっすぐにする下の写真は、ユネスコ世界遺産の街クスコの一角を写したものですが、こんなに傾いてしまって、インカ時代の石壁も台無しです。ものさしツールと角度入力コマンドで、傾いた写真をまっすぐにしましょう。
おおまかな手順は次の通りです。
画像を開くと、[背景]レイヤーになります。次の手順で一般のレイヤーに変更します。
この結果、[背景]レイヤーは[レイヤー0]になります。 GIF形式の画像の場合は、まず、メニューバー[イメージ]→[モード]→[RGBカラー]を実行してRBGモードに変換してから、一般のレイヤーに変更します。
ものさしツールを選びます。 写真の真ん中あたりに垂直な線を探します。風景写真なら電柱、街灯、家やビルの角、人物写真ならズボンの折り目などが利用できます。いい線が見つかったら、ものさしツールで始点をクリックし、線に沿ってガイドを引きます。 上の図にはピンク色の円が2つあります。これはガイドの始点と終点を表しています。上と下のどちらが始点でも構いません。引きやすい方を選んでください。
メニューバー[イメージ]→[カンバスの回転]→[角度入力]を選びます。入力といっても、自分で角度を計算する必要はありません。先ほど引いたガイドをもとに、Photoshopが角度と方向を割り出して、ダイアログボックスに表示してくれます。この例では2.95度の「(反時計回り)」になりました。このまま[OK]ボタンを押します。 指定の角度で写真が傾いて、まっすぐになりました。
次は、めいっぱいの大きさの長方形で切り出したあと、透明な余白を取り除いた写真です。切り出しを行ったため、オリジナルよりもひと回り小さくなりました。 最終更新:2007年7月3日 |