透明テキスト背景が透けて見える、透明なテキストを作ります。 おおまかな手順は次の通りです。
背景の追加、透明効果を得るコツについてもお話しします。
次の設定で新規に画像を開きます。
1) 新規レイヤー[レイヤー1]を作成します。 2) 横書きテキストツールを選びます。オプションバーのパレットボタンを押して文字パレットを開き、次のように書式を設定します。
この設定でテキストclearを入力します。 テキストを入力すると、レイヤー名は[clear]になります。
[レイヤースタイル]ダイアログボックスを開きます(「レイヤースタイルを追加する」参照)。 [レイヤー効果・カスタム]の[描画モード]をオーバーレイに変更します(下の画像・ピンク色の四角)。この結果、テキストが消えてしまいますが、心配ご無用。このあとレイヤースタイルを加えると、再び見えるようになります。 この設定により、レイヤーパレットの[clear]の描画モードも[オーバーレイ]に変わります。 さて、続いて、次のように[シャドウ(内側)]、[光彩(内側)]、[ベベルとエンボス]、[輪郭]の4つのレイヤースタイルを追加します(デフォルトと異なる個所のみ記述。画像参照)。
透明なテキストのできあがり。 これだけではちょっと寂しいし、本当に透明なのかどうか確かめるためにも、背景をつけてみましょう。
背景によって、テキストの見え方が違ってきます。コントラストのはっきりした背景の方が、テキストが鮮明に見えます。ここでは次の画像を背景に使ってみます。テキストのカンバスと同じ幅500px、高さ200pxの、JPEG形式の画像です。 1) 画像を開くと[背景]レイヤーになります。次の手順で一般のレイヤーに変更します。
この結果、[背景]レイヤーは[レイヤー0]になります。 GIF形式の画像の場合は、まず、メニューバー[イメージ]→[モード]→[RGBカラー]を実行してRBGモードに変換してから、一般のレイヤーに変更します。 2) 移動ツールを使って、[レイヤー0]をテキストのカンバスにドラッグ&ドロップします。この結果、[レイヤー0]は[レイヤー1]という名前でテキストのカンバスにコピーされます。 3) [レイヤー1]をテキストのレイヤー[clear]のすぐ下に移動して、テキストの背景にします。[レイヤー1]の位置を調整して、ページ冒頭の作例のできあがり。
【フォントやテキストの大きさを変えたらレイヤースタイルの調整を】 上記のレイヤースタイルの値は、フォントファミリーとフォントのポイント数に大きく依存しています。たいてい、フォントを変えるとレイヤースタイルの値を調整する必要があります。テキストを拡大・縮小した場合も同様です。 この作例では、一般的なフォントとしてArialを使っていますが、別のフォントでうまくいかなかったら、各レイヤースタイルの[距離]や[サイズ]の値を増減してみてください。一般的に、作例よりも細いテキストでは小さめの値を、太いテキストでは大きめの値を設定するといいようです。 【背景の画像で確認しながら見え方を調整】 「テキストに背景をつける」のセクションでもお話ししたように、背景によってもテキストの見え方が違ってきます。背景用のレイヤーを置いたあとも、テキストがどんなふうに見えるのか確認しながら、レイヤースタイルを微調整するといいでしょう。 最終更新:2007年7月17日 |