日本の銘木〜けやき、すぎ、まつの板を作る

けやきの板の作り方を中心にお話しします。すぎとまつは、けやきの設定を少しずつ変えて作ります。

		けやき
		すぎ
		まつ

おおまかな手順は次の通りです。

1. 素地を作る
2. 木目を描く
3. 天然木の雰囲気を加える
4. 上下方向に縮める

見本の画像はどれも半分に縮小してあります。

Photoshop 7.0基本操作

次の設定で新規に画像を開きます。必要に応じて縮小できるよう、大きく作っておきます。

• 幅：500 pixel
• 高さ：500 pixel
• 解像度：72 pixel/inch
• 内容：白

1) 新規レイヤー［レイヤー1］を作成します。

2) グラデーションツールを選びます。オプションバーで［線形グラデーション］を選んだら、次のグラデーションを作ります。

• 左右のカラー分岐点（□印）の色：#e0b483
• 中央の色：#d0884d
• 左のカラー中間点（◇印）の位置：15%
• 中央のカラー分岐点（□印）の位置：50%
• 右のカラー中間点（◇印）の位置：85%

カンバスの上端から下端まで、Shiftキーを押しながら垂直方向にグラデーションを描きます。

1) 新規レイヤー［レイヤー2］を作成します。

2) 描画色を#935558に設定したら、ブラシツールを選択します。ブラシライブラリを［素材ブラシ］に置き換え、リストから［コーム3］を選びます（左下の画像・黄色い四角）。

まず、マスター直径を25pxに設定して（左下の画像・ピンク色の四角）、縦の線を2本、間をあけて引きます。次に、マスター直径を15pxに変えて、空いた所に適当に線を引きます。きれいに引く必要はありません。右下の画像のような、ふぞろいな（不細工な？）線で十分です。

3) メニューバー［フィルタ］→［変形］→［シアー］を選び、次のように設定します。

• 線：1)真ん中をドラッグして左端中央にくっつけます。2)上下端をそれぞれ右上、右下にくっつけます。
• 未定義領域：ラップアラウンド（巻き戻す）

1) ［レイヤー1］を［レイヤー2］にリンクします。

メニューバー［レイヤー］→［リンク部分を結合］を選びます。この結果、2つのレイヤーがまとまって［レイヤー2］になります。

2) メニューバー［フィルタ］→［ノイズ］→［ノイズを加える］を選び、次のように設定します。

• 量：8
• 分布方法：均等に分布
• グレースケールノイズ：ON

3) メニューバー［フィルタ］→［ぼかし］→［ぼかし（移動）］を選び、次のように設定します。

• 角度：0
• 距離：6

4) メニューバー［フィルタ］→［ぼかし］→［ぼかし（ガウス）］を選び、［半径］を0.6に設定します。

1) メニューバー［編集］→［変形］→［拡大・縮小］を選び、オプションバーの［H］を50%に設定してEnterキーを押します。さらにもう一回Enterキーを押して、変形を確定します。

2) メニューバー［イメージ］→［トリミング］を選びます。［トリミング対象カラー］を［左上のピクセルカラー］に設定して、上下の余白を取り除きます。けやきの板ができました。

この板から看板を作ってみました。ぜひご覧ください。

すぎ、まつの板の作り方は、上述のけやきとほぼ同じです。異なる点は次の通りです。

最終更新：2007年7月17日