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ピーター・ゲイブリエル
i/o The Tour シアトル公演
2023年10月8日(日)


「シアトル」もくじ


公演会場「クライマット・プリッジ・アリーナ」

公演会場のクライマット・プリッジ・アリーナは、公園と文化施設の集合体「シアトルセンター」の西端にある。

↑南側から眺める。コンサートやスポーツイベントが行われる建物にしては低層だと思ったら、地面を掘り下げて作られた施設だった。

↑公演案内。建物の外から写す。

開演間近

↑私の席はうんと後ろでステージははるか彼方だけれど、会場全体がよく見渡せた。

8時の開演までまだ1時間ある・・・おや、ステージの上の時計にだれかいるね。オレンジ色のつなぎを着た人が、1分ごとに時計の針を消しては正しい位置に描き変えていた。映像だと思うが、開演前からおもしろい演出をするものだ。


Peter Gabriel - i/o The Tour

若いころ最も親しんだアーティストのピーター・ゲイブリエル、まさかその人のライブが聴けるとは、しかも海を渡って。当時はソニーのウォークマンにカセットテープを入れて聴いていたっけ、今どきはストリーミングかぁ・・・時代の流れにしみじみ浸っていたら、会場が暗くなってスポットライトの中にピーターが現れた。公演が始まった。












↑最終曲、Biko。南アフリカの反アパルトヘイト活動家で、勾留中に警官による暴行で亡くなったスティーヴン・ビコに捧げる歌だ。

公演は20:05に始まり、23:10ごろ閉幕した。最初の10曲のあと、10分間の休憩を挟んでもう10曲、アンコール2曲の、計22曲が演奏された。音楽、映像、演出、すべてが感動の連続だった。曲の合間、ピーターがバンドメンバーだけでなく、撮影や音響を担当するスタッフも紹介していて、長い期間、ツアーを共にしているチームの労をねぎらう気持ちが伝わってきた。

それまでイヤホンやスピーカーから聴こえてくるだけだったピーター・ゲイブリエルの音楽をライブで聴くことができて、シアトルまで連れてきてくれたおとうさん、ありがとう、だ。

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