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市内散策


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宿泊先ホテル界隈

市中心、広場「ユニオンスクエア」のそばの「ホテル・ユニオンスクエア」に泊まった。ケーブルカーの始発駅から徒歩1分足らず、BARTとメトロのパウエルストリート駅から2分という、至って便利な場所にある。周囲は商業地区だ。はす向かいは食料品や日用品など何でもそろうウォルグリーンで、ほんの少し歩けば百貨店メイシーズやアップルストアがあり、ご縁はないけれど高級服飾ブランド店も軒を連ねる。東京でいうなら銀座のあたりかな。

↑ホテル・ユニオンスクエア。建物は少々古いが快適なホテルだ。しかし、お向かいがユニクロとは。見慣れた紅白のロゴを目にするたび、新宿西口・思い出横丁入り口にいるような錯覚が。

↑ホテル・ユニオンスクエア前の通り、パウエルストリート。交差点を右に曲がるとアップルストアがある。ケーブルカーの始発駅を背にして撮影。

↑早朝、ケーブルカーの始発駅から、雨上がりのマーケットストリートを眺める。日中は、一般の車に混じって路面電車やトロリーバスが頻繁に行き交う、にぎやかな通りだ。

↑アップルストア・サンフランシスコ店。一帯では大がかりな道路の改修工事が進められていて、同店の周りの歩道も高い金網に囲まれていた。

↑ツイッターに着いったー。サンフランシスコに来たからには、日ごろ親しんでいるツイッターの本社を外から見学。ホテルから路面電車で3分、駅にして4つか5つの所にある。

↑街路樹の根元にLPレコードが置かれている不思議。ごみにしては不自然だ。ハービー・マンという、ジャズ・フルート奏者のアルバムらしいけれど・・・。ツイッター本社の近くで発見。

↑市庁舎。ツイッター本社の北100m。路線バスの車窓から。

ロンバードストリート

ウワサのくねくね坂道、ロンバードストリートを物見遊山した。グーグルマップを開いて拡大すると、サンフランシスコの碁盤目状の道路網にあって、この道だけがくねくねしていておもしろい。

ケーブルカーのパウエル・ハイド線に乗り、ロンバードストリートの近くまで来ると、車掌さんから「ロンバードストリートのジグザグはここで降りてください」とのアナウンスがあった。ケーブルカーを降りると、レンガの敷き詰められた下り坂がカーブして消えていた。このくねくね道は自動車専用で、歩行者は坂道の脇に設けられた階段を利用する。階段を下りながら観察したら、すんなりカーブを曲がる車は少なく、停車しながら慎重にゆっくり下っていく車がほどんとだった。頻繁にこの坂を通る、よほど慣れた人でない限り、ハンドルさばきは難しそうだ。

↑ロンバードストリートのくねくね坂道が始まる

↑坂道の下から見上げる。沿道にアジサイがたくさん植わっている。残念ながら、見ごろはすっかり過ぎていた。満開の時はどんなにきれいだろう。

↑一つ前の写真にも小さく写っているが、電線に靴がぶら下がっている不思議。いったい、だれが何のために??しかも、どうやって???ヒモだってきちんと結んであるし。

くねくね坂道が終わっても、ロンバードストリートは海岸通りに向かって東へと続く。そのままコロンブス・アベニューまで歩き、来た時とは別のケーブルカーの路線、パウエル・メイソン線でホテル方面に戻った。


フィッシャーマンズ・ワーフ

サンフランシスコの北と東の海岸は、海に向かって細長い桟橋(ピア)がたくさん突き出ている。特に、北東部の一角はゴールドラッシュの時代に漁港として栄えたことから、「フィッシャーマンズ・ワーフ」(漁師の波止場)と呼ばれ、観光地としてにぎわっている。

↑フィッシャーマンズ・ワーフで最もにぎやかな、ピア39。長い桟橋の根元にベイ水族館がある。写真の建物の向こうが桟橋で、全体がショッピングモールになっている。

↑カモメはもちろん、ウミウもいる。ペリカンは大きい(写真)。翼を広げると1.5mはありそう。水面の魚を狙って何度もダイビングしていた。

↑ピア41

↑ピア41から有名な建物を望む。丘の上の塔はコイト・タワー。針の頭みたいな形の高層ビルは、サンフランシスコで最も高いトランスアメリカ・ピラミッド。

アメーバ・ミュージックとヘイト・アシュベリー

5日間の滞在中、ヒッピー文化の発祥地、ヘイト・アシュベリーへ2度、足を運んだ。サンフランシスコの隠れた名所、「アメーバ・ミュージック」へCDを発掘しに行くためだ。

都心からメトロN線に乗り、2つ目のトンネルを抜けた駅で下車した。行列の絶えないアイスクリーム屋さんを見て見ぬふりしながら進み、壁画のきれいなT字路を左に曲がってしばらく歩くと、ヒッピーさんが好みそうな雑貨店の向こうに、アメーバ・ミュージックの桃色のネオンが見えてきた。

↑アメーバ・ミュージック。場所柄か、「昔、ヒッピーでした」ぽいユニークなおじさまやおばさまもお客さん。目にも止まらぬスピードでCDケースをめくり続けるお兄さんも。常連さんに違いない。

↑とにかく広い。写真のスペースは全体の10分の1ほど。1つのジャンルだけで5つか6つ、島がある。

↑中古も多数。スーパースターも1ドルぽっきり。セール品や1ドル品を大量に買い込んで聴いているが、程度のいい良品ばかりだ。

↑ピーター・ゲイブリエルも在庫一掃セールに駆り出されているぞう。サイケなメイクまで盛られちゃってるし。

↑アメーバ・ミュージック近くの壁画。次の写真も。つくづく眺めてしまう、すばらしい出来栄え。


 ↑アメーバ・ミュージック近くの雑貨屋さん。この看板に妙に惹かれる。ヒッピー文化を凝縮すると、このお店の雰囲気になるのかな。

ヒッピーを生んだヘイト・アシュベリーは、自由な空気漂うサンフランシスコでも、しばしば、最も自由な場所と紹介される。この街を歩いても、他の地区と特に違うとは思えないのだが、上述の風物やお店がそう感じさせるのか、何だかふわふわして居心地がいい。アメーバ・ミュージックで、おとうさんが買い物カゴをCDでてんこ盛りにしても小言を言う気にならなかったのは、ヘイト・アシュベリー効果のおかげかもしれない。そういうものがあるならの話だけれど。

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