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テオティワカン

テオティワカン観光
Teotihuacan Tour

「テオティワカン」もくじ

テオティワカンへ行く

テオティワカンは1987年、文化遺産としてユネスコの世界遺産に登録された。首都メキシコ・シティの北東50kmに位置し、車で1時間程度と近いこともあって、メキシコ内外から大勢の観光客が訪れる。ツアーに参加するのが一般的だが、メキシコ・シティ発着の路線バスもある。ツアーでは、メキシコの聖母信仰の聖地である、グアダルーペ寺院の見学がセットになっていることが多いようだ。

死者の道から眺めた太陽のピラミッドと月のピラミッド

メキシコ・シティからテオティワカンに向かう途中の道路標識には、Teotihuacán(テオティワカン)ではなく、Pirámide(ピラミデ。「ピラミッド」を意味するスペイン語)と書かれている。一般的な名詞なのに、その土地を代表する名前になっていることからも、テオティワカンの存在の大きさが伺い知れる。ピラミッドと言えばテオティワカン、テオティワカンと言えばピラミッドなのだろう。

観光初日と最終日の2回、テオティワカンへ行った。羽毛ある蛇のピラミッドを、ぜひとも間近で見たかったからだ。だが、たった4日間のメキシコ観光で、2回もテオティワカンへ行くと言ったら、ツアーグループのみんなから「あんたも好きねェ」と笑われてしまった。

右上の写真は、死者の道から眺めた太陽のピラミッド(右)と月のピラミッド(左。かなり小さい)。この日はちょうど日曜日で、公園じゅうどこへ行っても、観光客と物売りさんでにぎわっていた。

テオティワカンを歩く

太陽のピラミッドも月のピラミッドも、正面の階段からてっぺんに登ることができる。大きい方の太陽のピラミッドは、ゆっくり登って、てっぺんまで20分くらいだ。どちらのピラミッドも階段の傾斜は急で、段数も多い。ピラミッドに登らないまでも、遺跡公園は広いので、はき慣れた運動靴が一番である。メキシコ・シティ同様、海抜2,300mの高地にあって日差しが強いので、帽子や日焼け止めなど、直射日光対策は必須だ。売店などの施設は公園のはずれにあるため、飲み水を用意してから入場した方がいい。

おみやげ屋さんでマゲイ加工を見学

マゲイ加工の実演

遺跡公園の隣に大きなおみやげ屋さんが1軒ある。私が参加したツアーでは、テオティワカン見学のあとで立ち寄り、多肉植物の一種「マゲイ」や、黒曜石の加工を見学した。政府認可のお店で、伝統的な織物、黒曜石の彫刻、銀の装飾品など、品物の質は折り紙付きとのことだ。

左の写真の男性は、マゲイの鋭くとがった新芽を縫い針に加工している。手の下に垂れ下がっているのは新芽の繊維で、「縫い針」についたままの状態で、縫い糸として利用できる。

マゲイは用途が広い。新芽の薄皮は紙として使えるし、繊維を束ねればロープに、織れば布になり、葉そのものはメキシコ特産・テキーラ酒の原料になる。

写真のマゲイのってっぺんに、木製の筒のような道具が乗っているが、これは一種のストローで、葉の間にたまったエキスを吸い取るのに使われる。古くから、マゲイのエキスは飲料や薬として利用されてきたそうだ。見学の間、エキスを発酵させて作った、「プルケ」というお酒をごちそうになった。アルコール度が低いので、お酒というよりジュースみたいだった。

マゲイとはメキシコ盆地あたりでの呼び名で、メキシコ南部では、同種の植物は「メスカル」と呼ばれている。日本には「リュウゼツラン」という和名がある。

このほかの名品店

公園内の物売り

遺跡公園にはいくつか入り口があり、どの通路も両側に民芸品店が並んでいる。おみやげ選びには困らない。

遺跡公園の中には、腕輪や置き物を手にした、さすらいの物売りさんが大勢いて、日本語で「タダどーぜん!」とか「ほとんどタダ!」と声をかけてきた。何だかうさんくさいゾと疑惑を深めつつも、こんな怪しげな日本語の殺し文句を、いったいどこで仕入れてきたんだろうと、大いにウケたのだった。

右の写真は死者の道の物売りさん。近づいてきた観光客に向かって、商品の織物を広げている。奥に見えるのは月のピラミッド。


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