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おいしいもの


台北でいただいた料理はどれもとてもおいしかった。スープ類もおかずも薄味なのがいい。日ごろ、塩分控え目を心がけている私でさえ物足りなく感じたほどだ。特にスープはダシがしっかり出ているので、味が薄くても気にならなかった。

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コスモスホテルの朝ご飯

宿泊先のコスモスホテルの朝食ダイニングには、毎朝、日替わりで様々な料理が並ぶ。中華料理を中心に和食や洋食のほか、中華と洋食の折衷ぽいものもある。私の知る限り、極端に辛い料理はなかった。

↑肉団子にもち米をまぶして蒸した点心「珍珠丸子」。ほのかにタケノコが香る。

↑おかゆのトッピング。左下から上方向に向かって順に梅のシソ漬け、ピーナッツと麩の煮物、黒豆(和食)、菜心の茎の漬け物、発酵食品「腐乳」。腐乳はチーズのようにねっとりしている。激しょっぱいので、ほんの少し。おかゆによく合う。

↑台湾のパン「刈包」。二つ折りになっている。左右に開いて具を挟めば、台湾版サンドイッチのできあがり。

↑目の前で坦々麺を作ってくれる(次の写真も)。初日にホレて、毎朝の定番になった。


↑坦々麺。鶏肉の肉団子が1個入っている。

油豆腐細粉

買い物客らしき若い女性が数人、この食堂に連れ立って入っていったので、私もあとに続いた。壁のメニューの「油豆腐細粉」を見て、「豆腐」なんだから、きっと、あの豆腐の仲間に違いない、お昼ご飯はコレと決めたのはいいけれど、中国語で何と発音するのかハタと困った。奥さんに「ゆとうふ・さいふん」と音読みでお願いしてみたら、奥さんはちょっと考えてから「はいはい、ユドーフ○○ね」。○○の部分は聞き取れなかったけれど、どうにか通じたようだ。

「油豆腐」は厚さ3cm以上ある油揚げだった。スープをたっぷり吸い込んでいる。油揚げ、肉団子の湯葉巻き(だと思う)、ワカメなどの具の下に、ぷにぷにの春雨が隠れていた。春雨のことを中国語で「細粉」というのだろうか。帰国後に調べたが、どうもはっきりしない。

↑あつあつ、はふはふの油豆腐細粉。首振り扇風機がこっちを向くタイミングを狙って、慎重にひと箸ずつ口へ。猫舌の私はそれでもヤケドする。85元(315円)。

↑お店を出たらちょうどお昼で、持ち帰り用の料理を待つ人たちが行列を作っていた。公園路に面したお店で、信陽街との交差点のすぐ北。

鮮蝦ワンタン麺

コスモスホテルのすぐそばに「温州大■飩」というお店があり、旅行前から気になっていたので夕ご飯に立ち寄った。「■飩」の■は食へんに昆という字で、JIS漢字コード表に載っていない。「■飩」がワンタンだと知ったのは、注文した鮮蝦■飩麺が運ばれて来た時だった。

↑鮮蝦ワンタン麺(中央)。エビと挽き肉のお団子ワンタンが乗っている。85元(315円)。壁際の棚には小皿料理が並んでいて、食べたいものがあればセルフサービスで取ってくる。あちこちの食堂でこのようなシステムを見かけるが、もうちょっとおかずが欲しい時に便利だと思う。このお店では、空心菜の炒め物と油揚げの煮付けをいただいた。1皿30元(111円)。

↑花柄のクロスで華やぐ店内。お昼時はもちろん、夕方の早い時間帯でもいつもほぼ満席だった。場所は台北捷運・台北駅のM3口とコスモスホテルとの間。

涼麺とおでん

歩き回って暑かったので、「涼麺」の看板に誘われた。「涼」といっても冷やしではなく、室温だ。

↑涼麺のタレは、練りゴマを少量の何かで伸ばしたような感じで、ねっとり濃厚だ。麺も粘り気が強く、初めて経験する不思議な食感だった。右はおでんで、つみれ3種類各1個、厚揚げと大根各2個。つみれは材料の魚がそれぞれ異なるらしく、3種類とも風味が違っておもしろかった。タレは味噌のような、そうでないような。塩味はほとんどなく、ほんのり甘い。涼麺とおでんで日本円で360円ほどだったと思う。

↑タレのことだと思うが、奥さんから英語で「辛いのと辛くないのとどっちがいいですか?」と聞かれたので、辛くない方をお願いした。「正宗川味」が四川料理のことだと知ったのは、帰国後のことだった。辛い方にしていたら、かなり辛(つら)かったかも。お店の場所は台北駅南の路地、信陽街。

餃子

店先で餃子の小売りをしている食堂もある。日本でおなじみの形がほとんどだが、写真の餃子は丸っこくてユニークなので買ってみた。お店の女性が、ビニル袋に餃子を入れて2種類の調味料をくるくる、くるくるっとかけ、竹串を1本入れて渡してくれた。ほかほかと温かかった。

↑餃子、6個で20元(74円)。

ビア・パーティー

あしたは帰国。ポケモンのサニーゴがたくさん集まったお祝いを兼ねて、ホテルの客室でビア・パーティーを開催した。ビールは台湾最大のブランド、「台湾啤酒」。アテは上述の餃子、タケノコ入りクラッカー、チャイナエアラインの機内でもらったあられだ。ビールとクラッカーはコンビニで調達した。コンビニのスナック菓子は日本かアメリカのものが主流で、台湾製を探すのに苦労した。台湾啤酒は330ml、アルコール度数5%で36元(134円)。

↑某所のホテルで室温設定の(?)冷蔵庫に泣かされた経験から、ダイヤルを最強にしたのが間違いだった。Made in Taiwanの冷蔵庫を甘く見てはイケマセン。たった15分でビールがキンキンに冷えて、まったく泡立たない。冷たすぎて味もわからない。とほほ。餃子は冷めてもおいしかった。

パイナップルケーキ

台湾の有名なお菓子「鳳梨酥」。パイナップルケーキのことだ。いろいろな商品があり、パイナップルの加工方法や生地の食感もそれぞれだ。私の一番のお気に入りは、舊振南餅店という菓子メーカーのパイナップルケーキで、主に三越伊勢丹系のデパートや空港で売っている。写真の商品は12個入りで480元(1,776円)、台北駅から徒歩5分の台北新光三越南西店で購入した。


↑真ん中のペーストはパイナップルと冬瓜のミックス。生地はしっとり柔らかい。

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