台湾でのインターネット接続
海外用携帯電話などを扱うテレコムスクエア社が、台湾の大手通信会社「中華電信」のプリペイドSIMカードを販売している。テクノロヂィとの親和性が高いとは言えないおかあさんが、言葉も通じない初めての場所でまごつくのはぜひとも避けたいので、行き、成田空港第2ターミナルの同社のカウンターでSIMカードを買って行った。台湾で買うより値段は高めだが、それでも他の地域用のSIMカードに比べるとずいぶん安いし、何より、期間内はデータ通信量無制限なのが魅力的だった。 中華電信 プリペイドSIMカード
正式な商品名は「4Gデイ型プリペイドカード 5デイタイプ」だ。正確・詳細・最新の情報は、テレコムスクエアさんの「台湾用SIMカードのご案内」をご覧いただくことにして、購入にあたって私がポイントと感じた点などを挙げようと思う。
SIMカードを交換 旅先でのSIMカードの交換はいつもおとうさん任せだったので、一人旅の今回、初めて自分で交換した。iPhoneを壊さないか、SIMカードをなくさないか、ちょっとドキドキだった。 台北に向かう飛行機の中でテーブルを広げ、iPhone、中華電信のSIMカード、交換用のピン、SDカードのケースを並べた。SDカードのケースは、元々iPhoneに入っていたSIMカードをしまっておくために持ってきたものだ。 中華電信のSIMカードをパッケージから取り出し、少し力を込めて割れ目を押したら、ぷちっと割れた。必要なサイズより少し大きいので、今度は金属のチップを押したら、ちょうどいい大きさに割れた。
SIMカードの準備ができたので、iPhoneの側面の小さな穴をピンでちくっ・・・ちく、ちく・・・あれ、入らない。何か透明な壁が立ちはだかっているような・・・おおっと、それもそのはず、iPhoneに付けていたプラスチックケースを外し忘れていた。初めてのSIMカード交換で緊張が過ぎたようだ(単にそそっかしいだけ)。 プラスチックケースを外し、ピンの先で小穴をつつくと、SIMカードの乗ったトレイが出てきた。中華電信のSIMカードと交換してトレイを押し込み、取り出したSIMカードをSDカードのケースにしまい、最後にiPhoneにケースを装着して、SIMカードの交換がめでたく完了した。あとは台湾に着いてからのお楽しみなのだ。 難なく接続、快適な使い心地 台北の桃園国際空港に到着し、入国手続きやら両替やらを済ませて台北行きの電車のホームに立った時、やっとインターネットに思いが及んだ。iPhoneの機内モードを解除すると、何やらメッセージが現れた。中国語だけだったのか、それとも英語が併記されていたのか記憶があいまいだが、とにかく中国語が表示されたということは、台湾のネットワークを認識している動かぬ証拠じゃと勝手に決めつけて、手始めにTwitterをのぞいてみたら、ネットワークエラーになることもなく、いつものように未読の投稿数が表示された。おとうさんあてに書いたDMも滞りなく出ていった。「うわ、こんなに簡単にインターネットにつながるとはね~」。異国の電車のホームで一人、心の底から感嘆したのであった。 その日から帰国までの4日間、台北のどこにいても、中華電信のSIMカードは私のiPhoneをインターネットに快適につなげてくれた。もちろん、ポケモンGOもすんなりプレイできた。データ通信の残量を気にしなくていいのは、ストレスとは無縁のインターネット接続と並んでありがたかった。 |