トップページ旅路の記

「台北」もくじへ


台湾でのインターネット接続



中華電信のプリペイドSIMカード


海外用携帯電話などを扱うテレコムスクエア社が、台湾の大手通信会社「中華電信」のプリペイドSIMカードを販売している。テクノロヂィとの親和性が高いとは言えないおかあさんが、言葉も通じない初めての場所でまごつくのはぜひとも避けたいので、行き、成田空港第2ターミナルの同社のカウンターでSIMカードを買って行った。台湾で買うより値段は高めだが、それでも他の地域用のSIMカードに比べるとずいぶん安いし、何より、期間内はデータ通信量無制限なのが魅力的だった。

「台北」もくじ


中華電信 プリペイドSIMカード


商品パッケージ


正式な商品名は「4Gデイ型プリペイドカード 5デイタイプ」だ。正確・詳細・最新の情報は、テレコムスクエアさんの「台湾用SIMカードのご案内」をご覧いただくことにして、購入にあたって私がポイントと感じた点などを挙げようと思う。

  • 5日間、データ通信量無制限。税込み1,400円。日本の空港カウンターでの取り扱いはこのタイプのみ。
  • 利用端末はSIMフリー端末であることが条件。
  • パスポートと印刷した搭乗券の提示を求められる。コピーを取る必要から、端末で表示するモバイル搭乗券では受け付けてもらえない。
  • SIMを交換するのに必要なピンは付いていないので、ピンを持参する必要がある。ゼムクリップの端を伸ばせば、ピンとして使えるよ(次の写真)。
  • 時間帯によってはカウンターが混雑するかもしれないと聞いたので、時間に余裕を持って出かけた。幸い、お客は私一人で、手続きを含めて7、8分で終了した。
↑上はSIMカード交換用のピン。下はピンとして使えるように端を伸ばしたゼムクリップ。

SIMカードを交換

旅先でのSIMカードの交換はいつもおとうさん任せだったので、一人旅の今回、初めて自分で交換した。iPhoneを壊さないか、SIMカードをなくさないか、ちょっとドキドキだった。

台北に向かう飛行機の中でテーブルを広げ、iPhone、中華電信のSIMカード、交換用のピン、SDカードのケースを並べた。SDカードのケースは、元々iPhoneに入っていたSIMカードをしまっておくために持ってきたものだ。

中華電信のSIMカードをパッケージから取り出し、少し力を込めて割れ目を押したら、ぷちっと割れた。必要なサイズより少し大きいので、今度は金属のチップを押したら、ちょうどいい大きさに割れた。

↑ぷち、ぷちっと割ってiPhone用のサイズになったSIMカード。チップとほぼ同じ大きさなんだね。

SIMカードの準備ができたので、iPhoneの側面の小さな穴をピンでちくっ・・・ちく、ちく・・・あれ、入らない。何か透明な壁が立ちはだかっているような・・・おおっと、それもそのはず、iPhoneに付けていたプラスチックケースを外し忘れていた。初めてのSIMカード交換で緊張が過ぎたようだ(単にそそっかしいだけ)。

プラスチックケースを外し、ピンの先で小穴をつつくと、SIMカードの乗ったトレイが出てきた。中華電信のSIMカードと交換してトレイを押し込み、取り出したSIMカードをSDカードのケースにしまい、最後にiPhoneにケースを装着して、SIMカードの交換がめでたく完了した。あとは台湾に着いてからのお楽しみなのだ。


難なく接続、快適な使い心地

台北の桃園国際空港に到着し、入国手続きやら両替やらを済ませて台北行きの電車のホームに立った時、やっとインターネットに思いが及んだ。iPhoneの機内モードを解除すると、何やらメッセージが現れた。中国語だけだったのか、それとも英語が併記されていたのか記憶があいまいだが、とにかく中国語が表示されたということは、台湾のネットワークを認識している動かぬ証拠じゃと勝手に決めつけて、手始めにTwitterをのぞいてみたら、ネットワークエラーになることもなく、いつものように未読の投稿数が表示された。おとうさんあてに書いたDMも滞りなく出ていった。「うわ、こんなに簡単にインターネットにつながるとはね~」。異国の電車のホームで一人、心の底から感嘆したのであった。

その日から帰国までの4日間、台北のどこにいても、中華電信のSIMカードは私のiPhoneをインターネットに快適につなげてくれた。もちろん、ポケモンGOもすんなりプレイできた。データ通信の残量を気にしなくていいのは、ストレスとは無縁のインターネット接続と並んでありがたかった。

「台北」もくじ

トップページ旅路の記