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ウシュマル1 魔法使いのピラミッド
魔法使いのピラミッドにすっかり魅了されてしまった。2度目のユカタン旅行は、このピラミッドに「会う」旅でもあった。
遺跡公園のゲートを通ってゆるやかな坂道をしばらく登ると、正面に魔法使いのピラミッドがそびえる。幅の広い階段の途中、てっぺんの少し下あたりに小さな開口部が1つ見えるので、この面(東面)が正面だと思いたくなるが、実はその裏の西面が正面だ。
壮麗ではあるが、角の丸い、穏やかな印象のピラミッドだ。ウシュマル以外にも、このような形のピラミッドがあるのだろうか。ユカタン半島の広大な樹海から、南方の熱帯雨林にかけて、長い年月の間に木々に覆われてしまったマヤの遺跡がたくさんあるそうだから、もしかしたら、ほかにも同じような形をしたピラミッドが隠れているのかもしれない。
ピラミッドのてっぺんには神殿が乗っている。正面にぽっかり開いた入り口は、何かが口を開けているように見える(右の写真)。「怪物の顔」とか「魔物の仮面」とかいわれ、超自然的な何かを表していると考えられている。 モンスターの口というユニークな入り口は、プウク様式ではなく、それより少し前の時代に、プウク丘陵から200kmほど南に離れたチェネス地方で発達した、チェネス様式の特徴だという。 つい、RPGファンのひとりごと。う〜。魔物退治にうってつけの建物だぞう。入り口だと思ってのこのこ入ったら、背後で魔物の口が閉じ、おまぬけ勇者coloは、暗闇の神殿に閉じ込められたのであった。リレミトっ!・・・おっと、Lv.3じゃ、まだ覚えてないか。
魔法使いのピラミッドの前庭は、低い建物で三方を囲まれている。南北側は、整然と並んだ円柱が支える、神殿のような建物だ。ピラミッドの正面にあたる西の建物には、持ち送り式天井の大きな出入り口があり、その左右の壁は短い円柱で飾られている。鳥の彫刻が付いている所もある。
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