2日目 ザゴラから少し南に下ってティンフー砂丘を見たあと、礫砂漠(れき・さばく)の未舗装道路を東へと走る。 ティンフー砂丘 Tinfou それほど大きな砂丘ではないが、サハラ初体験の自分はこれでも十分感動した。 ザゴラとタザリンの間は幹線道路を通らず、舗装されていない礫砂漠の道を進んだ。距離にして60kmほどである。 放牧の山羊の群、井戸の近くで休息するロバと飼い主の親子、プティ・アトラス(Jbel Sarhroとも呼ばれる山地)、礫砂漠、オアシス。一時として飽きることはなかった。 上4枚の写真のうち、右上のものでは奥に村が見えているが、たぶん電気もきていない。途中、村の学校に向かう少年を乗せた。かなりの距離があったと思われる。延々と歩いて通う、そして、ごくたまに通る車に乗せてもらう、そんな毎日なのではないかと思う。
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