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コー・ケー



コー・ケー最大の寺院遺跡、プラサット・プラン。


アンコール時代の一時期、王国の首都だったというコー・ケーを見学した。シェムリアップの北東約100kmにあり、車で1時間半。6日間の遺跡見学で最も遠方だった。

カンボジアでは内戦で残った地雷の撤去が進み、略奪などで荒廃した文化財を保護する法律も整備され、2023年にはコー・ケー遺跡群がユネスコの世界遺産に登録された。上の写真のプラサット・プランはじめ、貴重な遺跡が点在しているそうだ。世界遺産の登録もあって、今後ますます研究や修復が進むだろう。何年かすると見学できる遺跡が増えているかもしれない。いつかまた訪れたい場所だ。

「アンコール」もくじ



↑内側からしっかり支えられている。

↑上の写真の建物の内部。天井までくまなく補強されている。



プラサット・プラン

プラサット・プランは階段ピラミッドの形をしたコー・ケー最大の寺院遺跡だ。高さは35m、基段は1辺64mあるという。裏手に見学用の階段が設けられていて、最上段の7段目に上がれるようになっている。

↑正面。東を向いている。


↑物見遊山に階段はつきもの。とほほ。

↑167段、制覇。ふぅ〜。

↑やっぱり高い所からの眺めはサイコー・ケー・・・乾いた独り笑いが地平の向こうに消えていく。

↑プラサット・プランのてっぺん


↑遺跡公園のところどころにこのような青銅色をしたモノがある。金属ぽいが、取っ手をつかんだらぼよんと弾力があった。ゴミ箱だった。古タイヤを再利用して作ったんだって。

↑コー・ケー遺跡群南端の遺跡、プラサット・プラム。木の根に絡まれた遺跡はタ・プロームだけじゃなかった。「絡まり根っこ」のページで改めて(リンク先は別タブ)。

遺跡公園の入り口で

↑何やらおいしそうな炭火焼き。あっ、バナナ焼いてる。

↑ガイドさんから焼きたてあつあつのバナナをごちそうになった。果肉はねっとり&とろん。生とは異なる新鮮な食感。

↑この辺りでは生薬を売るお店が多いそうだ。乳鉢と乳棒も販売。

↑パパイヤとバナナ。熟したモンキーバナナを1房買った。1ドルだった(155円)。完熟に近くて甘酸っぱくて、翌朝になったら甘味が増してますますおいしくなっていた。

遺跡、多数

地図を眺めると付近には遺跡の印がたくさんある。広大な樹林の中には未発見のものも隠れているに違いない。

↑ヒンドゥー教のシヴァ神の象徴「リンガ」を祀った祠堂

↑リンガを祀った祠堂

↑リンガを祀った祠堂、プラサット・ネアン・クマウ。森林火災で黒焦げになってしまったそうだ。

帰り道

コー・ケー見学を終えてシェムリアップに戻る途中、放牧中の水牛の群れがいて、ガイドさんが車を止めて立ち寄ってくれた。飼い主さんは街道沿いで炭火焼きの屋台も開いている。

↑水牛の大きな群れ。100頭近くいるんだって。奥さんが一人で見守っていた。

↑焼きカエル

↑左半分は大小の焼き魚。右半分の平べったいのは焼き鳥。

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