ブルージュの塔と城門 13世紀から14世紀にかけて、城砦都市ブルージュではさかんに塔や城門が造られました。リング・ファールト(環状運河)など、市街を取り囲む運河の要所には、今でもこうした建造物が残っています。 市街北東部の風車からスタートして、塔や城門をひとつずつたずねながら歩きましたが、どれも運河沿いの公園の中や公園のすぐ近くにあるため、鳥のさえずりと緑に囲まれた夏の遊歩道を存分に楽しむことができました。その日は熱波のせいで猛暑になりましたが、木陰の道は涼しく快適でした。 ゲント門南西の塔 ゲント門の西隣の公園に立っています。こんなに高くて目立つ塔なのに、いったい何という名前で何に使われていたのか、どこにも記述が見当たりません。高さからして物見台だったのかもしれません。 「火薬の塔」Poertorenと愛の湖 銃の火薬の保管場所だったことから、Poer(粉)toren(塔)という名前が付いたそうです。右上の写真は夕暮れ時のPoertoren。 Poertorenは市街南端、おとぎ話から抜け出したような美しい湖畔に立っています。この湖はその名も'Minnewater'。直訳で「愛の水」、英語名でLovers' Lake(恋人たちの湖)、日本名も「愛の湖」という、美麗な風景に恥じない、ろまんちっくな名前で呼ばれています。 十字門 Kruispoort
ゲント門 Gentpoort
鍛冶屋の門 Smedenpoort
ロバ門 Ezelpoort
|