西沢渓谷周辺
「雨の西沢渓谷」もくじ
注意
動物さんたちもケモノ語で「人間注意」とささやき合っているに違いない。
ドライブイン
西沢渓谷の入り口にドライブインが数軒ある。工事車両など特別な車を除き、一般の車両は渓谷に乗り入れできないので、車で訪れた人は、市営の駐車場かドライブインの駐車場を利用することになる。また、渓谷内には売店がない。飲み水やちょっとした食べ物なら、ドライブインで調達できる。
「ドライブイン不動小屋」は渓谷に最も近く、一番の老舗で、先代さんが西沢渓谷のハイキングコースを開拓されたそうだ。
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ドライブイン不動小屋。雨降りのせいか他のお店は閉まっていたが、ここだけは朝からすっかり準備が整っていた。奥さんが渓谷歩きのポイントや注意点を教えてくれた。「雨の日は緑や岩がとてもきれいですよ」のひと言で、ひどくなる一方の雨も気にならなくなった。 |
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西沢渓谷ファンの間ではよく知られている、不動小屋名物・よもぎ餅。ヨモギたっぷりで、濃い緑色をしている。餡の甘さも控え目なので、いくつでも食べられる(困ったことに)。果樹園の農薬のかからない、標高の高い土地でとれたヨモギだけを使っているそうだ。 |
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下山して再び不動小屋に立ち寄り、奥さん手作りのこんにゃくの刺身をいただいた。 |
路線バス
JR中央線山梨市駅から西沢渓谷入り口行きの市営バスが出ているが、駅始発が午前9時台と、のんびりだった。ゆっくり山歩きしたかったので早起きして、行きのみ、渓谷最寄り駅である塩山駅からタクシーを利用した。渓谷入り口まで30分ほどだった。塩山駅からも西沢渓谷方面行きの路線バスがあるが、この時期は土日のみの運行で、当日は月曜日だったので利用できなかった。
帰りは渓谷入り口発の山梨市営バスに乗り、終点の山梨市駅で下車した。景色のいい山間を平地に向かってひたすら下り続ける、1時間ちょうどのプチ・バス旅行だ。
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上記ドライブイン不動小屋の北隣の空き地が、バス停「西沢渓谷入り口」になっている。手前の標識は山梨市営バスで、山梨市駅行きだ。後ろは塩山駅行きの標識だ。 |
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山梨市営バスの車内。小型のバスで、狭い山道も難なく進む。しばらくの間、乗客は私たち2人だけで、運転手さんが観光案内をしてくれた。 |
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広瀬湖。広瀬ダムの建造によってできたダム湖だ。西沢渓谷など付近一帯から沢の水が集まって笛吹川の源流となり、広瀬湖に注ぎ込む。 |
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バスは国道140号線からそれてうねうねした山道を下り、小さな集落へと向かった。山地を抜けるまでの間、このような集落をいくつか通過するのだが、そのたびにお客が1人、2人と増えていった。 |
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間もなく牧丘(まきおか)の町。牧丘は日本一の巨峰の産地だ。 |
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JR中央線山梨市駅。どうして山梨駅じゃないのかな。県庁所在地の駅だと勘違いされないためかな。 |
「雨の西沢渓谷」もくじ
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