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おいしいもの


一部だが、ポルトで出会ったおいしいものを集めた。お店のホームページ、または所在地は「リンク・アドレス集」をご覧いただきたい。

「ポルト」もくじ

ドウロ川を望むレストラン

ポルト旧市街もガイアも、ドウロ川のほとりにはレストランやカフェがたくさんある。見晴らしのいい、一段上がった場所にあるレストランでお昼ご飯にした。「ヴィーニャス・ダーリョ」という、白いパラソルが目印のお店だ。

レストラン「ヴィーニャス・ダーリョ」にて
↑パラソル席のテーブルは低い石壁に沿って並んでいる

ドウラーダのグリル
↑お魚派の私はドウラーダのグリル。ドウラーダはタイの仲間。

仔牛肉のステーキ
↑おとうさんは仔牛肉のステーキ

郷土料理のお店

旅行前に調べておいた郷土料理店「チュラスケイラ・ド・インファンテ」に行った。インファンテ・ドン・エンリケ広場に面していてわかりやすい。

マグロのステーキ
↑マグロのステーキ(私)。合計3枚。2枚は野菜に埋もれている。

豚肉のソテー
↑豚肉のソテー(おとうさん)。目玉焼きと野菜に埋もれている。

自家製プディング
↑大きな自家製プディング。玉子がふんわり香る。

カフェで郷土料理

商店街に行くと、地元の人が集うカフェがたくさん見つかる。ボリャン市場の近くの「パステラリア・サンタレン」もそうしたカフェの一つで、窓ガラスの張り紙のイワシのナントカに、つい、引き寄せられた。

鶏の脚入りスープ
↑鶏のナントカ・スープを頼んだら、あんよが1本入っていた。見慣れないのでちょっと怖いけれど、あっさり味でおいしい。白いぷちぷちはパスタ。

イワシの唐揚げ
↑イワシのナントカはさっくり揚がった唐揚げだった

別料金だけど見逃せない

料理に先立ち、パンのほかにチーズなど簡単な前菜やおつまみが運ばれてくるが、ポルトガルではこうしたものはすべて有料で、パンはひと切れ食べれば料金が発生し、バターを塗ったりドレッシングの小袋の封を開ければ、こちらも1個いくらで請求書に載ってくる。日本ではセットが当たり前だが、ポルトガルでは一品、あるいは一皿ごとにお金がかかる仕組みになっている。

こう書くと何だか食費がかさみそうだが、ひと品ひと品はレストランで出されるものとして納得できる金額だと思うし、特に前菜やおつまみは地元ならではのものばかりなので、試さずにいるのもつまらない話だ。参考までに、ポルトのレストラン数軒のレシートから抜き書きしておくと、チーズ3.5〜4ユーロ(493〜564円)、オリーブの塩漬け1〜1.5ユーロ(141〜211円)、パン1.2〜2.5ユーロ(169〜352円)、バター1.2ユーロ(169円)だった。いずれも2人分が盛られた一皿の金額だ。

パンの盛り合わせ
↑左下と右上は、トウモロコシ粉を練り込んで焼いたポルトガルのパン「ブロア」。少しねっとりした食感だ。ブロアが出てくるレストランは多い。

イワシのスプレッド
↑イワシのスプレッド。パンにぬりぬり。意外とあっさりしているし、魚臭くない。

オリーブの塩漬け
↑オリーブの塩漬け。このお店ではオリーブオイルを絡めてある。色の違いは熟し方の違いで、熟果である黒い実の方が柔らかく、味もまろやかだ。好みは人それぞれで、私は黒い方が好きだが、おとうさんは緑がいいと言う。

高速列車でランチ

CP(ポルトガル鉄道)の高速列車、アルファ・ペンドゥラールのコンフォルト(1等車)では、乗車時間によっては食事をとることができる。ポルトガルの締めくくりのごちそうが車内ランチというのもなかなかオツなので、帰路、ポルトからリスボンに戻る時間をお昼に合わせ、切符といっしょにお昼ご飯もインターネットで予約した。

昼食は肉、魚、野菜、低脂肪の4種類の料理から選べる。おとうさんは肉料理、私は野菜料理を予約した。ただ、ひと口に予約といっても紆余曲折があり、ここでは書き尽くせないので、ページをあらためて記述したい(「鉄道切符の予約」)。

さて、12時少し前の定刻、リスボンに向け、アルファ・ペンドゥラールはポルト・カンパニャン駅を出発した。ほどなくして係員さんが来て、予約の確認をしながら飲み物の注文を取り、昼食券を回収していった。係員さんは予約のないお客さんにも一人一人尋ねて回り、希望する人にはメニューを渡して注文を取っていた。

コンフォルトでは無料ドリンクのサービスがあり、この飲み物が配られてしばらくすると、いよいよ昼食を積んだカートがやってきた。ちょうど1時だった。食事の後片付けが終わると、食後のお茶が出た。コーヒー、紅茶のいずれかだったと思う。お茶も下げられると、係員さんが精算にやって来た。

予約の時には料理の種類を選んだだけで、メニューの内容までチェックしていなかったので、何が出てくるかは乗ってからのお楽しみだった。CPの車内ランチは期待した以上に内容が充実していて、旅のいい思い出になった。

野菜料理とソテー
↑野菜料理。メインディッシュはホワイトソースとほうれんそうがたっぷり詰まったラザニア。もうひと皿は厚切りハムとマッシュルームのソテー。写真には入りきらなかったが、ぶどうもある。お皿は陶器、ナイフやフォークはステンレス製と、飛行機でいうならビジネスクラスと同等のスタイルだ。

ポルトガルのビール「スーパー・ボック」
↑ポルトガルのビール、スーパー・ボック。

ドウロ産赤いワインの小ボトル
 ↑おとうさんはビーフ・ソテーに合わせて赤ワイン。ポルトの東、ドウロ産のワインの小ボトルだ。飲み物はビール、ワインのほか、ソフトドリンクもある。

お部屋で

ポルトガルのビール「サグレス」
↑ポルトガルのビール、サグレス。ポルトガルサッカー協会公認の特別パッケージ。FIFAワールドカップ・ブラジル大会の3位決定戦と決勝戦をポルトで観戦した。今大会のポルトガルは早々と姿を消してしまい、残念だった。

くだものご飯
↑いつもレストランやカフェで食事をしていてはお腹がくたびれてしまうので、おとうさんに付き合ってもらって、何度かはくだものとポテチと牛乳の軽い夕ご飯にした。ホテルの近くに小さな食料品店があり、新鮮なくだものが手に入った。写真はトマト、オレンジ、3種のプラム。全部で0.9ユーロ(126円)。

大きなオレンジ
↑大きなオレンジ。バレンシアオレンジとみかんの中間の味で、甘味と酸味が絶妙のバランス。平べったく、円盤に近いものもあっておもしろい。

オラのアイスチョコバー
↑オラのアイスチョコバー。大きい・厚い・滑らかでンまい。1.7ユーロでも許してつかわす(239円)。オラはポルトガルのアイスクリーム屋さんで、石を投げればオラに当たると言いたくなるくらい、二重ハートの絵のついたノボリや看板を至る所で見かける。最初は気にもとめなかったが、一度食べたらすっかりファンになった。何本も食べた中で、1本だけ棒にBIRTHDAYと焼き印が押してあったけれど、誕生日にお店に持っていくと1本プレゼントしてくれるのかな?

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