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ロンドンの旅1
ロンドン到着、市内観光


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8月18日(金) ロンドン到着

ヒースロー空港〜ロンドン市内間の往復は、Hotelinkという空港送迎サービスをインターネットで予約していった。ヒースロー空港到着後、送迎バスが出発するまでだいぶ待たされたが、無事、ホテルに到着する。道中、お客を降ろすために各ホテルを順に回っている時、車のラジオからStingのFields of Goldが流れていて、イギリスに来たなぁと、何となく感じた。

そうこうするうちに、自分が泊まるBlandford Hotelに到着した。小さなホテルだが、周囲にはセンスよく花が飾られていて、きれいだ(下の写真・左)。都心のホテルなので客室は狭く、窓からは非常階段しか見えないが、落ち着ける雰囲気で悪くない。

しばらく休んで、夕飯のついでに街を歩いてみる。すぐ近くに地下鉄のベーカー・ストリート駅があり、にぎやかである。インド料理の店、ケンタッキー・フライドチキン、マクドナルドも見かけたが、到着したばかりで疲れていたので、スーパーマーケットのような店でサンドイッチと果物のパックを買い、ホテルの部屋で軽めに済ます。

Blandford Hotelベーカー・ストリート駅
↑宿泊したBlandford Hotel↑ホテル最寄り駅のベーカー・ストリート駅。右手の壁に、シャーロック・ホームズのシルエットが描かれている。

8月19日(土) 市内観光/アビー・ロード、タワー・ブリッジ、バッキンガム宮殿

時差ぼけで朝方3時ぐらいに目が覚めたが、そのあとまた眠って、結局、起きたのは7時だった。宿泊には朝食が付いていて、バッフェ・スタイルである。スクランブル・エッグやソーセージなど種類もそこそこあり、量も十分だ。パンがとても美味しい。

朝食のあとしばらくして、メリルボン駅に切符を受け取りに出かける。21日に予定しているストーンヘンジ観光の、電車の切符である。イギリスの鉄道に乗るのは初めてで、事情がまったくわからなかったので、念のため、FastTicketというチケット発券システムを利用して、日本からインターネットで往復切符を予約しておいた。イギリス国内の駅に設置されたFastTicket券売機で切符を受け取るのだが、そうした駅のうち、メリルボン駅が宿泊先のホテルからいちばん近かった。

アビー・ロード
  ↑アビー・ロード

切符を受け取ったあと、徒歩でアビー・ロードに向かう。歩くと結構な距離だが(20分ぐらい)、かといって地下鉄に乗るほどでもない。途中、人通りはそれほど多くなく、閑静な住宅街という感じであった。

アビー・ロードへ行くのは2回目なので、前回ほどの感動はなかったが、何となく、そこへ行くことがファンの義務かなと感じていた。今回も、ファンらしき人たちがひっきりなしに訪れていた。

アビー・ロードをあとにして、翌日行くコンサートの会場であるリージェンツ・パークに向かう。会場の位置を確認しながら公園を散策した。かなり広く、大きな池があり、鳥がたくさんいた。土曜日のせいか、親子連れでにぎわっていた。公園のはずれにはロンドン動物園もあるようだ。

昼食のあと、Sightseeing Tourというバスツアーに参加した。路線が4系統あり、指定のバス停であれば、何度でも乗り降り自由である。チケットは24時間有効で、18ポンド(4,140円)だった。

ベーカー街で乗車し、ピカデリー・サーカス、トラファルガー広場、ウォータールー駅などを経由して、タワー・ブリッジの手前で降りた。ちなみに、「ロンドン橋落ちた」の歌で有名なロンドン橋(ロンドン・ブリッジ)とタワー・ブリッジは別物である。私もつい最近まで、タワー・ブリッジがロンドン橋だと思っていた。

タワー・ブリッジを見学したあと、すぐそばにあるロンドン塔へ行った。甲冑を着て馬に乗った兵士が槍で対戦していて、なかなかおもしろかった。建物の内部を見学したり、有名なカラスと対面したりしたあと、再びSightseeing Tourのバスに乗った。ハイド・パークやマーブル・アーチを巡り、バッキンガム宮殿の近くで降りて、宮殿を見学した。

タワー・ブリッジロンドン塔西口
↑タワー・ブリッジ↑ロンドン塔西口。右の塔はミドル・タワー、その左奥はバイウォード・タワー。
ロンドン塔ホワイト・タワー
↑騎士が槍で対戦。ロンドン塔にて。↑中央の白っぽい建物はホワイト・タワー。現在、「ロンドン塔」は要塞全体を指す名前だが、ホワイト・タワーが本来のロンドン塔。

8月20日(日) 市内観光/トラファルガー広場、ウェストミンスター、コヴェント・ガーデン

トラファルガー広場
↑トラファルガー広場の噴水

朝食のあとHotelinkに電話して、空港送迎の予約時間を変更をしてもらった。旅行の直前に、ロンドン発米国行きの便のテロ未遂事件があり、ヒースロー空港でのチェックインにかなり時間がかかるという話だったので、送迎時間を早めてもらった。

きのうのSightseeing Tourのチケットがまだ有効だったので、バスに乗ってトラファルガー広場の近くまで行く。そこから少し歩いて、ベストセラーの『ダ・ビンチ・コード』ゆかりの地を巡る路線に乗り換えようと思ったのだが、行ってみたら、日曜日でテンプル教会などが休館のため、残念ながらそのルートもお休みだった。

別の路線に変更してウェストミンスター寺院に向かったのだが、日曜礼拝のため、ここも見学できなかった。前回ロンドンに来た時も、時間外のため見学できなかった。今回もまたダメである。

次に、ウェストミンスター大聖堂に向かう。観光客がよくウェストミンスター寺院と勘違いする名所である。「寺院」はイギリス国教会だが、「大聖堂」はカソリック教会だ。前回ロンドンに来た時、ウェストミンスター大聖堂にとても感動した。シンプルでありながら荘厳で、今回も圧倒された。

ウェストミンスター寺院ウェストミンスター大聖堂
↑ウェストミンスター寺院↑ウェストミンスター大聖堂

教会を見学したあとヴィクトリア駅まで歩き、地下鉄に乗ってレスター・スクエア駅で降りたのだが、駅の構内で歌っていた女性ボーカルがとてもうまかった。わざわざ大道でやらなくても、十分売れるのではないかと思った。

レスター・スクエア駅からコヴェント・ガーデンまで歩き、大道芸を見物する。背の高い一輪車を操るジャグラーが、なかなかすごかった。そして、今回の旅行のメイン・イベント、Kate Rusbyのコンサートを聴くため、リージェンツ・パークに向かう。

ロンドンの旅2 Kate Rusbyコンサート
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