Tea in Marrakech マラケシュ滞在2日目 ジャマ・エル・フナ広場 Place Djemaa el Fna 午前5時半に目が覚める。 朝食後に少しだけ休んで、さっそく散策に出かけた。ロンドンと同じ2階建てバスで市内を巡る、乗り降り自由のシティ・ツアーがあったので、参加した。主な観光名所をほとんど回るため、街の様子全体を把握するのには便利だったが、ルートの数もバスの本数も多くないので、何度も利用しようという気にはならなかった。 午後、歩いてジャマ・エル・フナ広場へ行った。「ジャマ・エル・フナ」とは「死者の広場」という意味で、昔は罪人の処刑場だったそうだ。現在は大道芸、ヘンナ描き、ベルベルの薬売り、有名なゲブラ(水)売りおじさんたちが大勢集まって、地元の人や観光客を相手に商売している。蛇使いや猿使いの芸を見たり、グナワ(黒人が奴隷としてモロッコに連れて来られた際、伝わったといわれる音楽)を聴いたりして、昼食までの時間を楽しんだ。 お昼は新スークの中にある食堂で、チキンクスクスという鶏料理を食べた(左の写真)。最初はフォークで食べていたのだが食べづらく、途中から地元の人と同じように手を使った。 スークとは、アラブの街の商業地区のことで、マラケシュのスークは世界最大といわれている。昼食のあと、複雑な「スークの迷路」をさまよいながら、マラケシュ博物館、ベン・ユーセフ・マドラッサ、クッバ・バアディンへ行く。 マラケシュ博物館 Musee de Marrakesh マラケシュ博物館は中庭が美しい。ガラスのドーム型天井(左下の写真)から落ちる光で、モザイクが際立っていた。落ち着いた雰囲気で、ゆったりと観賞できる。 ベン・ユーセフ・マドラッサ Ali ben Youssef Medersa マラケシュ博物館と違って、ベン・ユーセフ・マドラッサの中庭には天井はなく、空が見えている。こちらのモザイクの美しさも圧倒的である。 クッバ・バアディン Koubba Ba'adiyn クッバ・バアディンは12世紀に建てられた聖堂で、ドームの内側の彫刻が素晴らしい。 再びジャマ・エル・フナ広場へ 夜はジャマ・エル・フナ広場の屋台でカバブ(串焼き肉)、モロカンサラダ、アラビアパンなどを食べる。日没後は音楽系の大道芸が増え、ベルベルダンスも出ていた。
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