Photoshop CS4基本操作 ブラシツールで描くと輪郭の柔らかい絵になり、鉛筆ツールで描くと、少し硬めのはっきりした輪郭になります。設定パネルが「ブラシパネル」と呼ばれるなど、ブラシ中心の名称になっていますが、鉛筆ツールもブラシと同じ方法で設定や管理を行います。 ブラシ設定用のパネル2種 最終更新:2011年5月13日
ブラシを設定するためのパネルが2種類あります。どちらで設定しても、他方に反映されます。 ブラシプリセットピッカー ブラシの種類やサイズを変えるだけなら、ブラシプリセットピッカーが手軽です。
ブラシのサイズを変更するには、[マスター直径]欄に数値を入力するか、その下のスライダーを動かします。ブラシサンプルに設定結果が反映されます。 ピッカーに表示されるブラシライブラリを変更する方法は、下記「ブラシライブラリを置き換える」をご覧ください。 ブラシプリセットピッカー右上隅の三角ボタン(左上の画像・青い円)を押すと、ブラシライブラリの操作コマンドなどが並ぶメニューが開きます(右上の画像。メニューの上部のみ)。 ブラシパネル ブラシパネルを使えば、種類やサイズだけでなく、ブラシに対してさまざまな変化を持たせることができます。 ブラシツール(必要に応じて鉛筆ツール)を選び、オプションバーの[ブラシパネルの切り替え]ボタンを押すと、ブラシパネルが開きます(左下の画像)。パネル左側の項目を選ぶと、右側に設定用パネルが開きます。設定結果は下部のプレビューに反映されます。 ブラシパネル右上隅の三角ボタン(左上の画像・緑色の四角)を押すと、ライブラリの操作コマンドなどが並ぶメニューが開きます(右上の画像。メニューの上部のみ)。
ブラシ用に描いたものの大きさ(ピクセル)が、ブラシのサイズの初期値になります。 右の画像は、ブラシ用に#000000の色(黒)で描いた五角形です。カラー画像の場合は、ブラシとして定義される時、白黒の階調であるグレースケールに変換されます。 シェイプやテキストをブラシにしたい場合は、これらのレイヤーをラスタライズして、ビットマップ画像に変換しておく必要があります。 さて、作った画像をブラシとして使うためには、その画像をブラシとして定義しておきます。アプリケーションメニュー[編集]→[ブラシを定義...]を選びます。[ブラシ名]ダイアログボックスにブラシの名前を入力して、[OK]ボタンを押します。次の例ではfive_pointsという名前を入力しています。 これでブラシとして定義されます。ブラシプリセットピッカー、またはブラシパネルの[ブラシプリセット]を開くと、定義したブラシがブラシ一覧の最後に追加されています。 いったんPhotoshopを終了して再起動しても、追加したブラシはパネルに残っていますが、ライブラリの置き換えなどでなくなる可能性があります。残しておきたいブラシは、新たにライブラリを作成したり、既存のライブラリに上書きして保存しておきませう。
既存のブラシを作り変えて新しいものができたら、プリセットとして登録しておくといいでせう。ブラシ編集中に他のブラシに変更すると、編集中のものは予告なしに消えてしまうからです。
ブラシプリセットピッカー、またはブラシパネルの[ブラシプリセット]を開くと、登録したブラシがブラシ一覧の最後に追加されています。 いったんPhotoshopを終了して再起動しても、追加したブラシはパネルに残っていますが、ライブラリの置き換えなどでなくなる可能性があります。残しておきたいブラシは、新たにライブラリを作成したり、既存のライブラリに上書きして保存しておきませう。
ブラシプリセットピッカーのブラシをマウス右ボタンでクリックし、メニューから[ブラシを削除]を選びます。ブラシパネルの場合は、左側の項目一覧から[ブラシプリセット]を選び、同様に操作します。
メニューにあるライブラリに置き換える ブラシプリセットピッカー、またはブラシパネルの右上隅の三角ボタンを押して、メニューを開きます。メニューの下部にブラシライブラリが並んでいます。ライブラリを選択して、ピッカーやパネルのライブラリを置き換えます。 初期設定のブラシに置き換えるには、メニューから[初期設定に戻す...]を選びます。 メニューにないライブラリに置き換える 自作ブラシのライブラリをデフォルト以外の場所に置くと、メニューに表示されないため、次の操作が必要になります。
画像1は、初期設定のブラシライブラリに自作ブラシを1つ追加した様子です。青い矢印が、追加したブラシを指しています。これから、このブラシ一覧を使って新しいライブラリを作り、メニューから選べるようにしてみましょう。ブラシプリセットピッカーでもブラシパネルでも操作方法は同じです。 ブラシプリセットピッカー、またはブラシパネルの右上隅の三角ボタンを押してメニューを開き、[ブラシを保存...]を選びます。[保存]ダイアログボックスが開きます。 [保存する場所]欄が'Brushes'になっていることを確認したら(画像2・上。「注」参照)、[ファイル名]欄にライブラリの名前を入力し、[保存]ボタンを押します。この例ではMyLibという名前を入力しています(画像2・下)。[ファイル形式]欄に見えているように、ブラシライブラリは拡張子.abrのついたファイルとして保存されます。 自作ブラシのライブラリができました。いったんPhotoshopを終了し、再び起動します。ブラシプリセットピッカー、またはブラシパネルの三角ボタンを押してメニューを開くと、今作ったライブラリMyLibが加わっています(画像3・水色の四角)。
ブラシプリセットピッカー、またはブラシパネルの右上隅の三角ボタンを押してメニューを開き、[ブラシを保存...]を選びます。[保存]ダイアログボックスが開きます。一覧からファイルを選び、[保存]ボタンを押します(上書きについての確認メッセージが表示されます)。 |