Photoshop CS4基本操作
〜グラデーションで塗りつぶす〜
グラデーションで塗りつぶす手順
グラデーションピッカー
両端の色だけ指定したシンプルなグラデーション
グラデーションエディタ
色塗りのグラデーションを作る
透明部分のあるグラデーションを作る
塗りつぶしを実行する
最終更新:2011年1月9日
「Photoshop CS4基本操作」もくじ
グラデーションで塗りつぶす、おおまかな手順です。
- レイヤーを選択します。レイヤーの一部だけ塗りつぶしたい場合は、その部分の選択範囲を作ります。
- グラデーションツールを選択します。
- 色を設定します。
- 既成のグラデーションを利用する場合:描画色、背景色を設定します。
- 自分でグラデーションを編集する場合:このあとグラデーションエディタで本格的に設定するため、この段階での設定は任意です。
- グラデーションを設定します。
- 必要に応じてオプションバーで設定を行います。
- グラデーションで塗りつぶします。
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グラデーションツールを選ぶと、オプションバーに「グラデーションサンプル」が表示されます(画像・緑の四角)。サンプル右隣の三角ボタン(同・ピンクの円)をクリックすると、グラデーションサンプルの下に「グラデーションピッカー」が開きます。画像のピッカーには、初期設定のグラデーションが一覧表示されています。
ピッカーのいずれかのグラデーションをクリックすると、グラデーションサンプルがそのグラデーションに置き換わります。サンプルに表示されたグラデーションが、塗りつぶし実行時のグラデーションとなります。
ピッカー右上隅の三角ボタンを押すと、ライブラリの置き換えなどを行うためのメニューが開きます。ライブラリの操作については、「グラデーションを管理する」をご覧ください。
グラデーションピッカーは、既成のグラデーションを選ぶためのツールです。自分でグラデーションを編集するには、グラデーションエディタを使います。
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ある色からある色へ、もしくは、ある色から透明へと単純に変化するグラデーションは、シンプルながらもよく使われます。初期設定のライブラリ[*]には、[描画色から背景色へ]、[描画色から透明に]のグラデーションが用意されています。
- カラー選択ボックスで色を設定します。
- 2色間で変化するグラデーション:描画色と背景色を設定します。
- ある色から透明へと変化するグラデーション:描画色のみ設定します(背景色は無効になります)。
- グラデーションピッカーを開きます。
- 2色間で変化するグラデーション:1つ目の[描画色から背景色へ]を選択します。
- ある色から透明へと変化するグラデーション:2つ目の[描画色から透明に]を選択します。
画像は、描画色に#ff00ff(RGBマゼンタ)、背景色に#00ffff(RGBシアン)を設定して、グラデーションピッカーを開いた例です。
* カラーピッカーに初期設定のライブラリを表示する方法は、「グラデーションピッカーでライブラリを置き換える」をご覧ください。
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グラデーションツールを選ぶと、オプションバーに右の画像のようなグラデーションサンプルが表示されます。グラデーションサンプルをクリックすると、グラデーションの編集ツールである「グラデーションエディタ」が開きます(下の画像)。
[プリセット]欄右上隅の三角ボタンを押すと、ライブラリの置き換えなどを行うためのメニューが開きます。ライブラリの操作については、「グラデーションを管理する」をご覧ください。
グラデーションの編集が終わったら、[OK]ボタンを押してグラデーションエディタを終了します。作成したグラデーションがグラデーションサンプルに表示されます。
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次の画像はグラデーションエディタの下半分です。#ff00ff(RGBマゼンタ)と#00ffff(RGBシアン)の間で変化するグラデーションを設定しています。
各部分の名称 | 説明 |
グラデーションバー | 設定中のグラデーションが表示される横長の色帯 |
カラー分岐点 | グラデーションバーからぶら下がった小さな四角。ここを境に色が変化します。最低2個あります。 |
カラー中間点 | 隣り合うカラー分岐点の中間。カラー分岐点を選択すると、◇印として出現します。 |
【基本的な操作方法】
目的 | 操作方法 |
色を設定する | カラー分岐点をダブルクリックします。もしくは、カラー分岐点を選択したあと、[カラー]欄をクリックします。どちらの場合もカラーピッカーが開きます。 |
色の変化する位置を決める | カラー分岐点、またはカラー中間点をスライドさせます。あるいはカラー分岐点、またはカラー中間点を選択したあと、[位置]欄に値を入力します(単位は%)。 |
カラー分岐点を作る | グラデーションバーの直下をクリックします。 |
カラー分岐点を削除する | カラー分岐点を選択して、[削除]ボタンを押します。 |
カラー中間点を表示する | カラー分岐点を選択します。 |
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次の画像はグラデーションエディタの下半分です。#00ffff(RGBシアン)と100%透明の間で変化するグラデーションを設定しています。
各部分の名称 | 説明 |
グラデーションバー | 設定中のグラデーションが表示される横長の色帯 |
不透明度の分岐点 | グラデーションバーから立ち上がった小さな四角。ここを境に透明度が変化します。最低2個あります。不透明度100%の黒から、不透明度0%(完全に透明)の白まで、透明度に応じて四角の色がグレースケールで変化します。 |
不透明度の中間点 | 隣り合う不透明度の分岐点の中間。不透明度の分岐点を選択すると、◇印として出現します。 |
【基本的な操作方法】
目的 | 操作方法 |
不透明度を設定する | 不透明度の分岐点を選択します。[不透明度]欄の三角ボタンを押し、表示されたスライダを動かすか、もしくは[不透明度]欄に値を入力します(単位は%)。0は完全な透明に、100はべた塗りになります。 |
不透明度の変化する位置を決める | 不透明度の分岐点、または不透明度の中間点をスライドさせます。あるいは不透明度の分岐点、または不透明度の中間点を選択したあと、[位置]欄に値を入力します(単位は%)。 |
不透明度の分岐点を作る | グラデーションバーの真上をクリックします。 |
不透明度の分岐点を削除する | 不透明度の分岐点を選択して、[削除]ボタンを押します。 |
不透明度の中間点を表示する | 不透明度の分岐点を選択します。 |
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グラデーションが決まったら、グラデーションを開始する位置でマウスボタンを押し、グラデーションの終点までドラッグします。ドラッグするにつれてガイドが引かれていきます。右の画像は、左上から右下に向かってグラデーションを描こうとしています。
Shiftキーを押しながらドラッグすると、ドラッグの方向を変えた時、45度ずつガイドが傾きます。垂直方向や水平方向など、正確な向きでグラデーションを描くのに便利です。
ドラッグの長さや角度によって、グラデーションの外観はさまざまに変化します。期待した結果が得られるまで、何度か描き直す必要があるかもしれません。
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