うさぎのパターン うさぎ柄のパターンを作りましょう。次が完成画像です。手順のあとには、このパターンで塗りつぶした作例があります。 おおまかな手順は次の通りです。
次の設定で新規に画像を開きます。
後ほど、パーツを整列させる基準として背景のレイヤーを使いますが、背景レイヤーのままでは作業ができないため、通常のレイヤーに変換しておきます。 レイヤーパネル上の背景レイヤーの右端に、カギのアイコンがあります(次の画像・緑の四角)。 これをドラッグして、パネル下部のごみ箱印の削除ボタンにドロップします。背景レイヤーが通常のレイヤーに変換されて、[レイヤー0]になります。 描画色を#ffc3ff(ピンク)に設定したら(「色を選ぶ/カラー選択ボックス」参照)、Alt+Backspaceキーを押して塗りつぶします。
1) うさぎを描く 描画色を#ffffff(白)に設定します。 カスタムシェイプツールを選び、次の手順でシェイプ[うさぎ]を選択します。
Shiftキーを押しながらドラッグして、次の画像の大きさくらいの白うさぎを描きます。描き終わると、自動的に[シェイプ1]レイヤーが生成されます。 シェイプのレイヤーをラスタライズして、編集可能なレイヤーにしましょう。レイヤーパネルの[シェイプ1]をマウス右ボタンでクリックし、メニューから[レイヤーをラスタライズ]を選びます。 わかりやすいように、レイヤー名を[rabbit]に変更します。 2) うさぎを画像の中央に移動する Shiftキーを押しながら、ピンク色のレイヤー[レイヤー0]をクリックします。[rabbit]に加えて[レイヤー0]も選択されました。 移動ツールを選びます。オプションバーの[垂直方向中央揃え]ボタンと[水平方向中央揃え]ボタンを押して(次の画像参照)、うさぎを画像の中央に移動します。
うさぎを使ってパーツを4つ作りますが、パターンの成功は、このパーツを正確に取り出せたかどうかにかかってきます。そのための準備をしておきましょう。 1) ガイドを引く アプリケーションメニュー[ビュー]→[新規ガイド]を選び、次の設定でガイドを2本引きます。1回の[新規ガイド]コマンドで引けるガイドは1本なので、このコマンドを2回実行します。
画像は次のようになりました。
2) スナップ機能について確認する アプリケーションメニュー[ビュー]を開き、スナップ機能に関して次のようになっていることを確認します。
2) 1つ目のパーツを作る レイヤー[rabbit]をクリックして、[rabbit]だけが選択された状態にします。 長方形選択ツールを選びます。ピンク色の四角の左上の角からガイドの交点までドラッグして、四角い選択範囲を作ります。スナップ機能が働いて、ドキュメントの端からガイドまできっちり選択されました。 アプリケーションメニュー[レイヤー]→[新規]→[選択範囲をコピーしたレイヤー]を実行します。この結果、うさぎの背中がコピーされた[レイヤー1]が自動的に生成されます。また、選択が自動的に解除されます。 コピーはコピー元に重なっているので見えませんが、レイヤーパネルをのぞくと、[レイヤー1]ができているのがわかります。 2) 1つ目のパーツを画像の隅に置く Ctrlキーを押しながら、[レイヤー0]のサムネール(次の画像・水色の四角)をクリックして、四角い選択範囲を作ります。これは、[レイヤー0]を整列の基準にするための作業です。 もう一度、Ctrlキーを押しながら[レイヤー0]をクリックしますが、今度はサムネールではなく、普段レイヤーを選択するのと同じようにクリックします。この結果、[レイヤー1]に加えて[レイヤー0]も選択されました。 移動ツールを選び、オプションバーの[下端揃え]ボタンと[右端揃え]ボタンを押します(左下の画像参照)。この結果、背中のパーツが画像の右下隅に移動します。Ctrl+dキーを押して選択を解除します。画像は右下のようになりました。
1つ目のパーツが持ち場につきました。2つ目以降のパーツも同様に作成し、画像の隅に移動します。以下、1つ目のパーツの手順と異なる点に重点を置いてお話ししますが、次の2点はちょっと紛らわしいかもしれません。
3) 2つ目のパーツを作って画像の隅に置く
画像はこんなふうになりました。 4) 3つ目のパーツを作って画像の隅に置く
画像はこんなふうになりました。 4) 4つ目のパーツを作って画像の隅に置く
画像はこんなふうになりました。 すでにお気づきかもしれませんが、「コピーしたパーツは対角線上の端に移動する」です。この点を押さえておけば、絵柄が変わっても応用が効きます。 さて、アプリケーションメニュー[ビュー]→[ガイドを消去]を実行して、ガイドを消します。ページ冒頭のパターンができました。念のため、PSDファイルとして保存しておきませう。 レイヤーパネルはこのようになりました。
画像をパターンとして使うためには、まず、その画像をパターンとして定義する必要があります。パターンを定義する方法は、「パターンとして定義する」をご覧ください。
作ったパターンを実際に使ってみましょう。大きな画像の方が確認しやすいので、幅、高さともに800 pixelで新規ファイルを開きます。 レイヤーを1つ新規に作ったら、うさぎのパターンで塗りつぶします。
このページで作ったパターンで塗りつぶし、50%に縮小しました。 最終更新:2011年5月16日 |