![]() タータンのパターン タータンのパターンを作りましょう。次が完成画像です。手順のあとには、このパターンで塗りつぶした作例があります。 おおまかな手順は次の通りです。
ガイドに沿って選択範囲を作り、色を塗り・・・を繰り返すだけの簡単な工程です。
次の設定で新規に画像を開きます。
1) 準備 色を塗る範囲を正確に区切るために、ちょっとだけ準備しましょう。アプリケーションメニュー[ビュー]を開き、スナップ機能に関して次のようになっていることを確認します。チェックがない(無効になっている)場合は、メニューアイテムを選択して有効にします。
2) 1つ目のガイドグループを作る 垂直方向と水平方向のガイドを、どちらも55px、145pxの位置に引きます。合計4本のガイドができました。しばらくの間、ガイドは表示しておきます。 2) まんなかの四角を塗る 新規レイヤーを作成します。この結果、[レイヤー1]ができます。 長方形選択ツール スナップ機能が有効になっているので、選択が多少ずれても、選択範囲の境界線がガイドにピタッとくっつきます。
描画色を#044e1cに設定したら(このページで使う緑系3色のうち最も明るい緑)、Alt+Backspaceキーを押して塗りつぶします。Ctrl+dキーを押して選択を解除します。 3) 上下左右の四角を塗る 新規レイヤーを作成します。この結果、[レイヤー2]ができます。 長方形選択ツールのオプションバーの左端付近に、ボタンが4つ並んでいます(「選択範囲オプション」と呼ばれるボタングループ)。このうち、左から2つ目の[選択範囲に追加]ボタンを押します。これは、選択範囲に別の選択範囲を追加するためのオプションです。 上下左右の四角を4つとも選択します(左下の画像)。描画色を#023613(2番に明るい緑)に設定したら、Alt+Backspaceキーを押して塗りつぶします。Ctrl+dキーを押して選択を解除します。画像は右下のようになりました。 4) ガイドを追加する 今あるガイドに加えて、もう4本ガイドを追加します。[垂直方向]を97px、103pxの位置に引きます。[水平方向]でも同じ位置に引きます。しばらくの間、どのガイドも表示しておきます。 5) 中央の十字を塗る 新規レイヤーを作成します。この結果、[レイヤー3]ができます。 長方形選択ツールで十字の中央部分を選択します(左下の画像)。描画色が#023613であることを確認したら、Alt+Backspaceキーを押して塗りつぶします。Ctrl+dキーを押して選択を解除します。画像は右下のようになりました。といっても、ガイドがあるので色の違いがよくわからないのですが。 6) 四隅の四角を塗る 新規レイヤーを作成します。この結果、[レイヤー4]ができます。 長方形選択ツールで四隅の四角をすべて選択します(左下の画像)。描画色を#0c0e0c(暗い緑)に設定したら、Alt+Backspaceキーを押して塗りつぶします。Ctrl+dキーを押して選択を解除します。画像は右下のようになりました。 7) 十字の残り部分を塗る 新規レイヤーを作成します。この結果、[レイヤー5]ができます。 長方形選択ツールで十字の残り部分を選択します。描画色が#0c0e0cであることを確認したら、Alt+Backspaceキーを押して塗りつぶします。 Ctrl+dキーを押して選択を解除します。また、アプリケーションメニュー[ビュー]→[ガイドを消去]を実行して、ガイドをすべて消します。描画を補助する材料が一気になくなって、画像の全体が初めて現れました。こんなふうになっています。 8) 新しいガイドを引いて辺に色をつける 新規レイヤーを作成します。この結果、[レイヤー6]ができます。 すっきりしたのも束の間、新たにガイドを4本引きます。[垂直方向]と[水平方向]に、それぞれ2px、198pxの位置に引きます(左下の画像)。 ガイドの内側の、画像のほとんどを占める四角を選択したら、Ctrl+Shift+iキーを押して選択範囲を反転させます(右下の画像)。 描画色を#e4be04(くすんだ黄色)に設定したら、Alt+Backspaceキーを押して塗りつぶします。Ctrl+dで選択を解除します。また、ガイドもすべて消します。 [レイヤー6]の不透明度が100%のままだと、パターンで塗りつぶした時、黄色の線が浮き上がってしまいます。これを防ぐために、不透明度を80%に落として下が少し透けて見える状態にし、地色になじませます。 ページ冒頭のパターンができました。念のため、PSDファイルとして保存しておきませう。 レイヤーパネルは左下のようになりました。右下は同じ画像のチャンネルパネルです(選択範囲を保存した場合。参考まで)。
画像をパターンとして使うためには、まず、パターンとして定義する必要があります。パターンを定義する方法は、「パターンとして定義する」をご覧ください。
作ったパターンを実際に使ってみましょう。大きな画像の方が確認しやすいので、幅、高さともに800 pixelで新しいファイルを開きます。 レイヤーを1つ作ったら、タータンのパターンで塗りつぶします。
このページで作ったパターンで塗りつぶし、50%に縮小しました。
いずれもパターンで塗りつぶしたものを縮小してあります。
最終更新:2011年2月16日 ![]() |